新入生を囲え その1
新入生の、個人情報を購入しました。お金と権力は怖い。
この世界、睡眠で悩んでいる人多すぎです。
個人情報といっても、スキルに関する事です。
プレイヤーとして、冷遇されがちな生産スキル。その所持者は、比較的早い段階で脱落する傾向にあります。海の底の3人も、朴達と手を組まなければ、学校を辞めるか死んでいたでしょう。後者の確率のが高いです。
「気になる人はいましたか?」
「なつ様の方は?」
「九重という子かな?」
「僕も、この子は引き抜きたい」
「他には?」
「出来れば、この遠野という子かな?」
「二人とも、女の子だよね?」
「生産系のスキル保持者、女性の方が確立高いのでは?」
「データとして、それは確立されてます。女の子の方が、生産系多いです」
「何か、偏見とか無いよね?」
「?」
「無いならいい。もう1人、この赤城という子も引き入れたい」
「男の子なのに?」
「性別、関係ないから・・・」
とにかく、目ぼしいのは3人です。
九重 緑 スキルは再生。生き物ではなく、機械の再生が出来る。
遠野 紺 スキルは分解。この子も、機械や金属を分解する能力。
赤城 白 スキルは倉庫。かなりの量の物質を、保管できる倉庫を作る事ができる。
今後の目的の為にも、引き込みたいです。
様子を見ながら、チャンスを待ちます。
ただ、そう思っていたのですが、チャンスは早く来ました。
最初の実習の時に、救助要請が来たのです。
「チャウスの準備は?」
「勿論出来てる」
「出撃!」
「らじゃ」
改良された、新型チャウスは以前とは別物といってもいい。戦闘能力が上昇していて、単独での戦闘時間も上昇。
「なつ様を、お願い」
迷宮に入り、二手に分かれます。なつ様は、入り口付近で待機。ミニチャウスを展開して、情報の収集に専念します。素のサポートを、海の底が行います。
彼女達が製作した特殊戦車、エースの性能は中々のものです。彼女達自身は、戦闘能力低いですが、勇気がプログラミングに特化した能力を開花して、自動迎撃システムが強化されました。
チャウスと、エースだけで、拠点防衛の能力は高いです。
「気をつけてね」
僕はここから単独行動。なつ様から送られる情報を頼りに、遭難者を救出します。
「最初の実習、事件起こるとは思わなかった・・・」
こうならないように、こっそり手を回していました。
「これに関しては、私達が甘かったとしか言えません」
「確かに」
目的の3人が死なないように、先生を巻き込んで置きました。戦力的に、安心できる上級生を選んで、指導係になるようにお願いしました。
それでも、事故は起きてしまいました。
「生存確認。3人は同じ場所にいます」
「罠の可能性は?」
「半分・・かな?」
僕達は、色々とやっているので、敵も増えています。学園内部には、色々と派閥があり、最大派閥の海野家関係とは最悪の状況になっている。
「状況を確認。偶然の可能性のが高いです」
「何故?」
「狼系の魔物の中に、上位種を確認。防衛している生徒は、海野財閥の関係者が多いです」
「僕達が言っても、大丈夫かな?」
「救援要請があった時点で、問題ありません」
「そこからの砲撃は?」
「1分後に一度だけ」
「そちらに合わせる」
場所まで距離があるので、急ぎます。戦闘強化服、走るのに向いていないので、ローラースケートのような装置が付いています。それで急いでも、2分はかかります。
時間通りに、砲撃が行われました。
目標地点に着弾。敵集団の一部が消滅。
「この集まり方、スキルに関係している?」
敵の集団は、普段ありえない数です。
「救助要請により、救助に来ました」
疑問はあるけど、救助が先です。マグナムで、確実に数を減らします。見方が混ざっている状態なので、レーザーは使えません。この状況で、砲撃したなつ様達は凄いです。勇気の開発したプログラムは中々良いようです。
「動け、動いて!」
生徒の中で、1人叫んでいる子がいます。
「どうかしましたか?」
「これ、壊れて動かないの・・・」
かにか、可愛い生き物がいます。必死になって、移動用の車に向けて何かしています。
「中に、誰かいるの?」
「友達が、まだいるの。お願い、動いて!」
「それは、スキル?」
「はい、私の再生で、治るはずなのに、治らない!」
良くみれば、車両から油が漏れています。火災の危険があります。
「君は、逃げなさい。爆発する」
「嫌っ!」
「後は任せて」
腕を、スーパーハンドに交換します。訓練した結果、瞬時に入れ替える事ができるようになりました。
「50トンパワー!
素の威力で、車の扉を剥ぎ取ります。
「紺ちゃん!」
可愛い生き物は、車の中で倒れていたこに抱きつきます。
「ほら、逃げなさい」
それを、強引に引き出す。車は、爆発寸前。運転席に、人影があるけど、既に事切れているのが解ります。
「爆発するぞ!」
そう叫びながら、距離をとります。素の直後、車は爆発。魔物の一部が巻き込まれています。
「あれは、始末しないとね・・・」
二人をを抱きかかえながら、魔物のボスを始末します。マグナムで、撃ち殺すだけの簡単な仕事です。
「なつ様、安全な場所あるかな?」
「そちらに移動中。しばし待つ」
「そっちは良いの?」
「赤城少年の所属する部隊は、無事帰還」
「それは良かった」
今回、3人は別の集団にいたので、誰を優先するか悩みました。2人いて、危険だったここを優先してよかったです。
なつ様たちが合流した事で、火力は上昇。二人を、エースに乗せて、僕は戦線に復帰。
まもなく敵は壊滅。救助要請は、弱冠の犠牲者も出たが、何とか終了。
まずは、この二人の勧誘です。
3日ごとの更新予定です。




