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ブーストサマー  作者: 水室二人
学園編 
19/42

浪漫武器色々

「イオンエンジンの実用化は目処がついたの?」

「この世界では、実用化されてないけど、何とか」

 今日は、海の底のメンバーと一緒に迷宮攻略。

 3人は、装甲車を色々改良している。夢の巨大ロボットのために、色々と準備中。それに協力すると約束しているので、その一環で迷宮攻略をしている。

「資材の方は?」

「地道にやるしかないね」

「なるほど」

「仙石君は、腕の調子大丈夫?」

「この前の、仕込み銃は駄目だった・・・」

「普通の義手では駄目なの?」

「せっかくなので、何かしたいじゃないですか」

 この世界の義手の技術は、かなり進んでいます。魔法技術と連動しているので、魔力制御の要領で自在に動かせる義手が在りました。

 ものを触った感触も、しっかりと伝わります。少しの間、訓練した結果、自在に動かせるようになっています。機械操作のスキルが上がったのが、不思議ではあります。

「仁君、敵ですよ」

「了解」

 敵の位置が、表示されます。さりげなく、視界の隅になつ様の怒ったミニ人形がいます。無駄に芸が細かいです。海の底のメンバーとなか良く話しているのが、気になるみたいです。

「ロッケットパンチッ!」

 定番の、武器を仕込んでみました。飛び出した腕は、狼の魔物を貫きます。

「微妙ですね・・・」

「駄目なの?」

「固い敵だと、指とか痛みます。メンテナンスは、簡単ですが面倒です」

「仁君、楽しそうだったけど?」

「色々と、浪漫のある武器なんだよ?作りたくなるのは仕方ないじゃないか・・・」

 色々と、パターンも考えてあるのです。

「アイアンカッター!!」

 両脇に、刃物の付いたパンチが飛び出す。

「スクリュークラッシャー」

 回転しながら、パンチが貫く。

 実際に使ってみると、威力はあるけど、実用的ではない。戻ってくるまで、腕がないのは色々と無駄がある。銃があるなら、無理に腕を飛ばす必要が無い。

「浪漫を追い詰めるのは、難しい・・・」

「これで終わりなの?」

「これもある」

 腕を取り外し、交換する。

「ガドリング!」

 腕の中なら、機関銃がせりあがり、敵を銃撃する。

「それ、普通に獣を使ったほうがいいのでは?」

「そんな気がします・・・」

 衝撃が大きいのは、身体強化で何とかなるけど、命中利率が今ひとつ。

 面を制する武器なので、それで良いかもしれませんが、気分は外した弾丸を勿体無いと思ってしまうのです。

「スーパーハンド!」

 義手を取り替えます。

「うりゃ!」

 30トンの威力をこめた,愛の腕です。

 身体強化とはちがう、力に溢れた腕なので、石を投げます。

 投石でも、魔物は倒せます。

「電撃!」

 忠実に再現するなら、その都度腕を帰るべきですが、片手だけですし、面倒なのでまとめて機能するように製作してもらいました。

 これらの腕は、なつ様に製作を依頼しています。僕が魔力を提供して、なつ様がそれを形にする。

 僕達は、良いコンビだと思います。

 支援錬金術、魔力の消費が問題みたいなので、役に立てて嬉しいです。

「火炎放射&冷凍ガス!」

 あつさむの同時攻撃です。冷凍させて、熱でという攻撃も可能です。

「これは、中々良いですね」

「魔物、生きてますよ?」

「対人用に、使える武装が欲しかったのです」

 魔物相手では、心もとないですが、対人兵器としてなら、使えそうです。

「最後の仕上げです・・・」

 試作中の腕を取り付けます。多分オリジナル。

 腕の中に、回転する発電機が埋め込まれています。骨が、中で回転する様なものです。

「加速」

 回転しているモーターを加速します。この腕は特別製、魔力から作られた魔法金属です。

 エネルギーを貯蓄します。

「加速、加速、加速・・・」

 更に、回転数を上げます。実際は、物凄い音がしていますが、魔法処理で遮断しています。

「秘技・超新星っ!」

 それっぽく、命名。回転して発生したエネルギーを、敵に向かって放出。

 スーパーハンドの電撃とは比べ物にはならない量の、エネルギーが放出されました。

 あたり一面が、一瞬真っ白になります。

 指向性に問題があり、範囲が広くなりすぎるという欠点があります。

 接近して、ぶつけるというのが、今の所の使用方法と目測していますが、研究中です。

 加速砲よりも小型で、それ以上の威力を出せそうなので、改良は必要です。

「一度の使用で、壊れるのも問題です」

 一度つかうと、壊れるのも欠点でしょう。変わりはすぐにに用意できますが、何度も使用できるのが理想です。


 迷宮での実験は、失敗ありの、成功蟻、今後の努力が必要でした。

「仙石君、なんか今日おかしくない?」

「そうですか?」

 迷宮攻略が終わり、今女子組みは、着替え中です。

「なんだか、子供っぽかった」

「私達は、まだ子供といわれる存在だと思いますよ」

 仁君、前世の記憶のせいで、大人っぽいですが、そうでないときもあります。

「貴方たちも、こど・・・」

 そこまで言いかけて、続きが言えません。こやつの、ある部分が否定します。

 海の底の3人娘は、私のある部分を見て、納得します。持つものの、まなざしは、憎いです。

「いいです、私は一足先に、大人の階段を昇るのです」

 義手の実験は、これでひと段落尽きます。チャウス2代目の製作も終わりました。

「ふふふのふです」

「なつ、ちょっと怖いよ」

「子供っぽくても、良いじゃないですか。仁君、色々と可愛いです」

 実験中、色々と面白かったです。いつもは、大人ぶっていますけど、玩具で遊ぶ男の子は可愛かったです。

「にへへへ」

 色々と思い出して、1人百面相をしているなつを見て。3人娘は仁に対して、ご愁傷様とおもうのでした。



 3日ごとぐらいのペースで更新予定です。

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