浪漫武器色々
「イオンエンジンの実用化は目処がついたの?」
「この世界では、実用化されてないけど、何とか」
今日は、海の底のメンバーと一緒に迷宮攻略。
3人は、装甲車を色々改良している。夢の巨大ロボットのために、色々と準備中。それに協力すると約束しているので、その一環で迷宮攻略をしている。
「資材の方は?」
「地道にやるしかないね」
「なるほど」
「仙石君は、腕の調子大丈夫?」
「この前の、仕込み銃は駄目だった・・・」
「普通の義手では駄目なの?」
「せっかくなので、何かしたいじゃないですか」
この世界の義手の技術は、かなり進んでいます。魔法技術と連動しているので、魔力制御の要領で自在に動かせる義手が在りました。
ものを触った感触も、しっかりと伝わります。少しの間、訓練した結果、自在に動かせるようになっています。機械操作のスキルが上がったのが、不思議ではあります。
「仁君、敵ですよ」
「了解」
敵の位置が、表示されます。さりげなく、視界の隅になつ様の怒ったミニ人形がいます。無駄に芸が細かいです。海の底のメンバーとなか良く話しているのが、気になるみたいです。
「ロッケットパンチッ!」
定番の、武器を仕込んでみました。飛び出した腕は、狼の魔物を貫きます。
「微妙ですね・・・」
「駄目なの?」
「固い敵だと、指とか痛みます。メンテナンスは、簡単ですが面倒です」
「仁君、楽しそうだったけど?」
「色々と、浪漫のある武器なんだよ?作りたくなるのは仕方ないじゃないか・・・」
色々と、パターンも考えてあるのです。
「アイアンカッター!!」
両脇に、刃物の付いたパンチが飛び出す。
「スクリュークラッシャー」
回転しながら、パンチが貫く。
実際に使ってみると、威力はあるけど、実用的ではない。戻ってくるまで、腕がないのは色々と無駄がある。銃があるなら、無理に腕を飛ばす必要が無い。
「浪漫を追い詰めるのは、難しい・・・」
「これで終わりなの?」
「これもある」
腕を取り外し、交換する。
「ガドリング!」
腕の中なら、機関銃がせりあがり、敵を銃撃する。
「それ、普通に獣を使ったほうがいいのでは?」
「そんな気がします・・・」
衝撃が大きいのは、身体強化で何とかなるけど、命中利率が今ひとつ。
面を制する武器なので、それで良いかもしれませんが、気分は外した弾丸を勿体無いと思ってしまうのです。
「スーパーハンド!」
義手を取り替えます。
「うりゃ!」
30トンの威力をこめた,愛の腕です。
身体強化とはちがう、力に溢れた腕なので、石を投げます。
投石でも、魔物は倒せます。
「電撃!」
忠実に再現するなら、その都度腕を帰るべきですが、片手だけですし、面倒なのでまとめて機能するように製作してもらいました。
これらの腕は、なつ様に製作を依頼しています。僕が魔力を提供して、なつ様がそれを形にする。
僕達は、良いコンビだと思います。
支援錬金術、魔力の消費が問題みたいなので、役に立てて嬉しいです。
「火炎放射&冷凍ガス!」
あつさむの同時攻撃です。冷凍させて、熱でという攻撃も可能です。
「これは、中々良いですね」
「魔物、生きてますよ?」
「対人用に、使える武装が欲しかったのです」
魔物相手では、心もとないですが、対人兵器としてなら、使えそうです。
「最後の仕上げです・・・」
試作中の腕を取り付けます。多分オリジナル。
腕の中に、回転する発電機が埋め込まれています。骨が、中で回転する様なものです。
「加速」
回転しているモーターを加速します。この腕は特別製、魔力から作られた魔法金属です。
エネルギーを貯蓄します。
「加速、加速、加速・・・」
更に、回転数を上げます。実際は、物凄い音がしていますが、魔法処理で遮断しています。
「秘技・超新星っ!」
それっぽく、命名。回転して発生したエネルギーを、敵に向かって放出。
スーパーハンドの電撃とは比べ物にはならない量の、エネルギーが放出されました。
あたり一面が、一瞬真っ白になります。
指向性に問題があり、範囲が広くなりすぎるという欠点があります。
接近して、ぶつけるというのが、今の所の使用方法と目測していますが、研究中です。
加速砲よりも小型で、それ以上の威力を出せそうなので、改良は必要です。
「一度の使用で、壊れるのも問題です」
一度つかうと、壊れるのも欠点でしょう。変わりはすぐにに用意できますが、何度も使用できるのが理想です。
迷宮での実験は、失敗ありの、成功蟻、今後の努力が必要でした。
「仙石君、なんか今日おかしくない?」
「そうですか?」
迷宮攻略が終わり、今女子組みは、着替え中です。
「なんだか、子供っぽかった」
「私達は、まだ子供といわれる存在だと思いますよ」
仁君、前世の記憶のせいで、大人っぽいですが、そうでないときもあります。
「貴方たちも、こど・・・」
そこまで言いかけて、続きが言えません。こやつの、ある部分が否定します。
海の底の3人娘は、私のある部分を見て、納得します。持つものの、まなざしは、憎いです。
「いいです、私は一足先に、大人の階段を昇るのです」
義手の実験は、これでひと段落尽きます。チャウス2代目の製作も終わりました。
「ふふふのふです」
「なつ、ちょっと怖いよ」
「子供っぽくても、良いじゃないですか。仁君、色々と可愛いです」
実験中、色々と面白かったです。いつもは、大人ぶっていますけど、玩具で遊ぶ男の子は可愛かったです。
「にへへへ」
色々と思い出して、1人百面相をしているなつを見て。3人娘は仁に対して、ご愁傷様とおもうのでした。
3日ごとぐらいのペースで更新予定です。




