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ギルドでのコカトリスセット

今回も 文字 少ない。

昨日天才的な発想をしてしまった私、今日は早速その打ち合わせに再び学院へ。

ふっ、天才的な自分が憎い。


「こんにちは!こっちです!」


「こんにちは。失礼しますね。」


応接間に通され、無駄に豪華そうな椅子に座る。

金かかってるな・・・その金で教員雇えばいいのに・・・。


「ああ、今日はいきなりすいません。お忙しいでしょうに・・・。」


「いえいえ、大丈夫ですよ!それに来週の授業の立ち合いの事ですよね!」


「ええ、それについての内容なんですが、実はですね・・・。」


「・・・えっ?えぇと、その、大丈夫だと思いますけどぉ。」


凄い困惑している。

まぁ、そりゃそうか。

私だって困惑する。


しかし、この提案は絶対に譲れない。

今日こそ、私は、心を鬼にする!


「えーっと、私なんかでいいんでしょうか・・・?もっと他の方の方が・・・。」


「いえ、これは先生自身でないとダメなんです。」


そう、今後の私のためにも。

先生には悪いが、ごり押しさせてもらう!


「ちなみに何か、無理な理由とかがあるならば・・・。」


「ああいえ、そんなことは全然ないです!でも私で大丈夫なのかなって・・・。」


「大丈夫です、ではお願いしますね!!」


私ゴリ押しすぎぃ!

もう少し丁寧なごり押しあるだろ!!

いや、心を鬼にすると決めたんだ、このまま走るぞ!


「では日程なんですが、まず1日目についてから・・・。」


「あ、1日目は普通なんですね。」


「ええ、まぁ。ただ先生にも協力してもらいますが。」


はい、頑張りますね!とニコッ。

さっきの不安げな表情から、ころころ変わるなぁ。


「ちなみに変わり種として呪術等も見せる予定です。この際は先生が私に・・・。」


「はい、わかりました!」


ニッコニコ。

可愛い・・・今私は何を?


「で、2日目なんですが、先ほどのプランをですね・・・。」


「ぁぅ・・・。大丈夫でしょうか・・・。」


一気にシュンとしたな。

これはこれで可愛いとかいう奴もいそう。


「大丈夫です、魔道学院の教師は優秀な魔術師しかなれないじゃないですか。先生なら大丈夫ですよ。」


「ぅー、わ、わかりました・・・。」


「では、この流れでお願いしますね。」


良し、やり切った。

こりゃ昨日のご褒美分の働きをした、間違いないな。


今日も自分へのご褒美用意しなきゃ。


――――――――――――――――――――――――――――――


と思ったが、ギルドによる用事を忘れていた。

これは向こうから言われたわけではないのでいつでもいいんだが・・・ついでだ、今行ってしまおう。

まぁ何をしに行くかというと、酒ポーションの開発進歩について報告書を渡しに行くだけだ。




「あいにく、今は不在でして・・・。」


なんと、直接話したかったこともあるんだが・・・しょうがない。

次の機会にするとしよう。


「では、申し訳ないんですがこの報告書をお渡ししてもらえますか?」


「こちらですね、確かにお預かりしました!」


「すいません、よろしくお願いします。」


さて、どうするか。

ついでに依頼の掲示板でも見ていくか。


というかやはり昼の少し前、ギルドに人が全然いない。

数人がテーブルで本を読んでいる、あるいは飯を食っているだけだ。

酒を飲んでいる奴もいるな。




でも、何だろう。

飯を食っている奴を見つけたら、何だか、私も腹が減ったな。

折角だ。

今日は久々に冒険者ギルドで昼飯と洒落こもうじゃないか。


今なら人もいないし、ちょうどいいだろう。


冒険者ギルドでの注文はそこら辺の店と変わらない。

そこら辺の机にメニューがあり、決まったら食事担当のカウンターへ注文するだけだ。

さて、今日のランチメニューは・・・。


・コカトリスセット


・ブルーブルのステーキ丼


・冒険者定食


この3つか。

しかしまぁ、冒険者ギルドなだけあってがっつりとしたメニューじゃないか。

上2つは日替わり、そして冒険者定食は毎日ある。

と言っても冒険者定食の内容は日替わりなんだが。


この上2つ、その時の討伐の状況等でメニューが変更される仕組みだ。

恐らく最近はコカトリスやブルーブルが多く討伐されたためメニューになっているんだろう。

そしてその2つの材料を使用した定食、それが冒険者定食だ。


つまり全部、肉がメイン。


うーむ、今日は・・・コカトリスセットにするか。


「すいません、コカトリスセット1つ。」


「はーい。」




「お待たせしました!コカトリスセットです!」


おお、来た来た。


・揚げコカトリス特製ソース掛け

まずでかい。そして香ばしい匂いとソースの良い香り。これはライスに合うこと間違いなしだな。


・コカトリスの出汁スープ

キノコ類とコカトリスの肉が混じったスープ。コカトリスの身、結構大きいな。ごろっとしてていい感じ。


・コカトリスの生ハムサラダ

なんと、冒険者ギルドにしてはすごく珍しいお洒落なメニューじゃないか。今日は当たりのシェフの様だな・・・。


・ブルーブルの串焼き1本

ブルーブルの小さい串焼き。これはこれで美味そうだ。


・ライス

言葉は不要。ただ掻き込むのみ。ちなみに冒険者ギルドだと普通盛でもそこら辺の特盛が出てくる。


では早速いただきます。


まずはやっぱりメインの揚げコカトリス。

この大きさ、すさまじい圧力を感じる。

これはもはやコカトリスと私の勝負ともいえるのではなかろうか。


いざ、実食


―――やばい、コカトリスが美味さで私を石化させにきてる。


サクッとしてジューシーで肉厚で美味い。

揚げてあるなら全部そうだろ、と思うかもしれないが、この言葉の通りなのだからしょうがない。

というか、コカトリスが美味い。

1口食べるたびに、次の1口が欲しくなる。

その大きさもあって食べ応えもすごくて、1回噛むたびにこのコカトリスに石化されるような、そんな勢い。


そしてソースが、またいい感じ。

この酸っぱさ、コカトリスの脅威を増している。

モンスターでいえば、スライムだろうか。



おっと、コカトリスの攻撃はこれだけじゃないんだ。

次は・・・サラダにしようか。


薄切りのコカトリス生ハム、いいじゃないか。

その透き通るようなピンクの身が食えと私を誘ってくる。

さ、行こう。


・・・うん、美味しい。


先ほどが強烈な攻撃なら、こっちはじわじわと効いてくる毒の様な感じ。

生ハムのこのしょっぱさ、良い。

そのままでも良し、野菜と一緒に食べても・・・うん、良し。



では、スープはいかがだろうか。

綺麗な黄色、見るだけでよだれが・・・。


おっといかん、よだれを飲むんじゃない、私は今からスープを飲むんだ。


スプーンで掬って・・・肉も一緒に行くか。


―――こんなの美味いに決まってる。


スープが優しく口でとろける。

そして肉がほぐれて、旨味があふれる。

やばい、コカトリスが私を誘惑してくる、とてつもないスープだ。

スープで誘惑し、サラダで油断させ、揚げコカトリスで一気に石化させてくる恐怖の定食


嗚呼。


コカトリスセット、非常に、美味・・・。




っと、そういやブルーブルの串焼きを忘れていた。

コカトリスにKOされるところだった、あぶないあぶない・・・。


しかしこの串焼き、小さいながらにも肉質すごそうじゃないか。

こいつは・・・うん、1口で全部言ってしまおう。


―――ブルーブルが私に突進してきた。


危ない、間一髪除けることができた。

哀れブルーブル、その突進を外したままいなくなってしまったが、その力強い足跡、私の口の中に残っているぞ。



残りは、コカトリスのみ。

ライスを手に、無謀にも巨大なコカトリスへ挑む私。

これは、もはや、食欲と料理のつばぜり合いだ・・・。


いくぞ、コカトリス!!!




ふぅ、美味かった。

なんか後半変なテンションになっていた気がするが、まぁ、些細な事だろう。


食器を下げた後、机で煙草に火をつけ一服。

このコカトリスを征服した後の一服、格別だな。


しかしブルーブルの定食も気になってきた。

あの力強さ、いったいどんな料理になっているのだろう。


ま、今度機会があれば食えるだろう。


願わくば、次も美味い店に会えるように。

主人公(男)・魔術師。なお現実ではコカトリスなんぞ瞬殺。


教師(女性)・今日の打ち合わせでふぇぇ・・・な状態。でもその後がんばるぞいっと気合を入れなおす。かわいい。

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