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〈田舎者の嫁探し〉あるいは〈超越者の創世〉~種族的に嫁が見つからなかったので産んでもらいます~  作者: ナザイ
第3章〈アンミール学園の新入生イベント〉あるいは〈完全縁結びダンジョンの謎〉

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用語解説 ソドムあるいはゴモラ

閑話の前に、書き忘れていた用語解説を投稿しました。

内容はソドム、ゴモラ、モレクについての用語解説です。

 


 ・ソドム

 ランク16の都市型の魔物。退廃都市。外観も気配も全てが街そのもの。

 明確な意思を持った都市型ダンジョンと捉えても、実質的には間違いでは無い。

 本物の街、その中のシティーコアなどの都市管理機能が有る街が、人の瘴気などで汚染されて誕生する魔物であり、まずダンジョンでは現われず、街の無い場所から自然発生する事も無い。依代が有ってこその魔物。

 この特徴の為、基本的には魔獣に分類される。

 また、元となる街の規模によって基本ランクは16だが、多少上下する。


 ソドム最大の特徴は、偽の住人である魔物、ゴモラを生成する事であり、このゴモラは街に入った人間の欲望により強化される。

 しかし、基本的には元となった都市に溜まっていた欲望により、誕生時には既に新たな欲望が誤差になる程度には強化されている事が多い。


 加えて欲望を写し取り情報源とし、技も含めた行動域を増やすが、これも基本的には使わず、情報量の多い元となった都市での行動域を主に反映している。

 例えば銃を知らないソドムが新たに銃が再現可能な程の欲望を得ても、戦力が大幅に上がろうとも反映する例は少ない。

 あくまでも欲望を引き出し堕落させ破滅させる事を優先とさせる。

 直接戦力を強化して人間を滅ぼすと言う発想自体が乏しい。

 S級冒険者が討伐に来て、その欲望から強力な術式を写し取っても、戦闘には用いない事が殆ど。欲望によって得たただの情報として処理してしまう。


 尚、ソドムの主なエネルギー源は龍脈などの霊脈であり、欲望を読み取り力に変換出来るが街の維持コストは膨大な為、欲望はソドム自体が変化する程のエネルギー源には成り得ない。

 その為、管理機能が有る街の中でも、更に霊脈に接続された街のみがソドムへと変貌する可能性が有る。

 そしてそのような街は、有力な重要都市である場合が多く、そのような街の住人が欲望塗れになるほど退廃した重要都市は、敵対勢力に狙われ陥落させられる可能性が高く、その場合は住人が一新される為に、滅多に誕生しない非常に稀有な魔物。

 基本、神話に近い伝説上の存在。


 その強さはランク16、Sランク冒険者で構成されたパーティーでも討伐するのは難しい。

 一般的な魔王よりも強く、下手をすれば勇者を含めた人類の全戦力で攻めて勝てるかどうかと言う強さを誇る。


 強大な存在だが、あくまでも都市なので、他のランク16の魔物と比べると低い脅威と言える。

 移動が出来ず、攻撃手段はゴモラや固定砲台。結界と再生能力は他のランク16よりも強力と言えるが、攻撃手段としては龍脈の莫大な魔力を用いた強引な主砲、“ソドムの炎”程度しか、特殊なものは無い。


 それでも、偽の人間、ゴモラを遠慮なく代償に捧げた代償儀式魔法を連発するなど、低い脅威と言っても同ランク帯の魔物と比べてでしか無く、倒す事は困難。

 討伐するには都市を一撃で破壊する力を有していても無意味で、強固な結界が何重にも張り巡らせた都市を一撃で破壊する力を有していなければ勝てない。

 そしてソドムの体力と言える龍脈にも勿論限界は存在するが、持久戦に持ち込まれれば敗北は免れなくなる。補給の必要ない城塞都市を相手にするのと変わらない。


 しかし、基本的に近付かなければ世界滅亡の脅威とまではいかない事も確か。

 また、都市の維持には龍脈が必要なので、その龍脈を枯らすなどの攻略法も存在する。


 だたしアーク達が龍脈を増やしたりと強化させていたソドムは、最大の強みである再生力と生成力を十全以上に発揮させる為、ランク以上に強大。

 情報源であるイタル達も元々は別々の世界で活動していた為、技や術式などの情報も豊富で、神話級の術式も含めて技は多数。そして新たに生み出されたまっさらなソドムであるからそれを即反映。

 通常のソドムには本来希薄な筈の攻撃性まで足されて正しく神話の域に在った。





 ・ゴモラ

 人型の魔物。偽人間。ソドムの眷属。

 ソドムの抗体と呼べる存在。個と言うよりも群。

 姿だけで無く外側は全て人間を模倣している。模倣元はソドムになる前に住んでいた都市の住人。鏡のような模倣では無く、住人の要素を混ぜて人間に模倣する。人種ならどんな種族にも化けられるが、ソドムに変質前も含めて一度でもソドムに足を踏み入れた種族にしか化けられない。

 完全に擬態を解くと粘着質な影のような姿をしており、この肉体を直接人の形に変形させているので、幻術を解くように外から擬態を解かせる事はほぼ不可能。死体までも内臓を含めて擬態し続ける特性を持つ。


 加えて人に擬態すれば、人にしか出来ない行為すらも可能となる。例えば人間にしか使えない筈の所有制限のある武器を扱え、人を犠牲とした代償魔法の犠牲となる事も出来る。

 鑑定でも本物の人間の一部とも言える欲望を写し取り、それで内部を満たしている為に見破る事は困難を極める。

 隠蔽看破の熟練者や、気配を読む達人でも見破る事は困難で、英雄譚ですら襲いかかって来たところを返り討ちにし、そこで初めて気が付いたと言う伝承が多い。

 ソドムに入った時点で看破したと言う記録は極めて少ない。それ程の擬態能力を持つ。


 人の欲望を写し取って、つまり人の負の面を写す鏡となる事で力を増してゆく。

 人を完全に堕落させたら、その堕落した対象と同等の力を有するようになる。

 欲望を写し取らなければ、ゴブリンよりも弱い。一番弱い状態のゴモラでもそのランクは3、オークと同等と位置付けられているが、それでもゴブリンよりも弱い。人間に擬態する能力と欲望を写し取る能力に極振りされている。

 ただし、ソドムが発生する時点で堕落しきった都市となっているので、既にそこの住人と同等の能力を有している事が殆ど。


 ソドムが生成出来る通常種のゴモラは、写し取った欲望をコピーする事で、初期状態から最大でC級冒険者相当、ランク5程度の力まで有する事が可能。オリジナルの欲望を直接手に入れていれば、B級冒険者相当、ランク7、ミノタウロスやワイバーン程度の力を得る事が可能。

 上位種ゴモラガーディアンの場合、最低でもランク5相当の力を有し、最大はランク10相当、都市を単騎で滅ぼせる力を有せる。強いようだが、ソドムのランクが16である事を考えると、ソドムの主戦力である事を考えるとそこまで強くは無い。

 基本的に単騎の力では無く、数の力で戦う。


 その戦闘スタイルは数を活かした連携で、実質ソドムを含め一体の魔物のような存在なので、その連携も一体の生き物であるかの様に巧み。

 また、ソドムの守護こそを存在理由としている為、代償魔法の代償となるなど、自らの犠牲を厭わない。自爆などの攻撃も当たり前に行う。

 その姿から人間と変わらぬ戦闘スタイルだと思い込むと、歴戦の戦士でもまず負ける。

 完全以上に力を出し切れるので、実戦ではランク以上の力を発揮する。


 が、幾ら力を有していても、直接倒すのでは無く、誘惑して堕落させようとする。

 正体さえ見破らなければ、最後まで襲わない可能性の方が高い。

 ソドムの外へ向かおうとも、良い街だと宣伝させる為に、正体さえバレていなければ手を出さない。

 そんな質の魔物。


 尚、ソドムや他のゴモラと得た欲望を共有しているので、ソドムの外に出られない事も無いが、基本的に外には出ない。

 そもそも欲望を写し取る事も、ゴモラの特性とソドムと言う領域の力を合わせて行っている為、実質的に欲望を写し取る事が出来なくなる。

 また、死体偽装もソドムがサポートしての現象なので、外で死亡すると正体がバレる可能性が高い為、リスクを冒さないと言う理由からも外に出る事は少ない。

 正体がバレて初めて進軍に移行する。基本的には正体が見破られ初めて世界の脅威となる魔物。





 ・モレク

 牛頭人体の魔神。魔神像。人造魔神。

 内部が一つの炉になっており、胴体には六つの内側に棚のある穴、口も含め七つの生贄の祭壇が設けられている。

 同じ形の青銅像を造り、生贄の儀式を続ければそれがモレクとなる。

 自然発生する存在では無く、儀式の果てに降臨する魔神。

 その雄叫びは、幼子の叫びとそれを打ち消す楽器の大音量が悍しいもの。


 モレク降臨の儀式は、基本的には神話に語られる手順と変わらない。

 モレクの銅像を用意し炉とする。そこに生贄を焚べればモレクの儀式となる。尚、生贄には幼子が必須。高貴な生贄を捧げる、つまり王族の直系等を捧げれば捧げる程、短期にかつ強大なモレクが降臨する。


 今回ソドムは、幼子型ゴモラを生贄に捧げる事で降臨させた。

 ソドムにとっては低コストで召喚出来る大戦力。


 フェニキアの神モレクでは無く、フェニキア圏外から恐れられた魔神モレク。

 実質的には、フェニキア圏外から信仰されている魔神モレクと言える存在。力もそのフェニキア圏外の人々から見た力を有する。

 恐れられた伝承が複数パターン存在する為、儀式をその通りにすると、よりそこで語られて来たモレクに近付いたモレクが降臨する。

 カルタゴに関連付けられ語られる伝承を再現すれば、バアルやクロノスの力までも有したモレクとなる。


 この為、モレクは神話再現の代償儀式魔法と呼んでも間違いでは無い。

 モレクの銅像炉もあくまで形だけであり、本体はその儀式そのものと言って良い。


 ソドムによって召喚されたモレクは、幼子型ゴモラを大量に生贄に捧げただけの強引なモレクであり、総括的なイメージ上のモレク。

 大雑把な伝承の力を有しているが、その生贄の量が膨大だった為に、丁寧な儀式で召喚したモレクの力と変わらない。


 そしてモレクは魔神に相応しい力を有し、最低でもランク13相当、Sランク冒険者パーティーでも討伐出来るか判らない力を持つ。

 そして儀式によって生贄を焚べる程、力は増し続け、上限は未だ観測されていない。

 ソドムによって召喚されたモレクの力は、ランク14上位からランク15程。もはや勇者と言った救世級の規格外戦力でも討伐可能か怪しい強さを誇る。

 そこらの魔王よりも強い存在。


 外装の時点で最低でもアダマンタイト並み、場合によってはオリハルコンにも匹敵する強度を誇る為、傷一つ付ける事すらも難しい。

 常時獄炎も展開出来る為、B級、下手をすればA級冒険者相当の戦力すらも、足手まといでしか無い。

 街一つを進行するだけで滅ぼす。


 ソドムと違い動き攻撃力も高い為、脅威度はソドムよりも高い。


 降霊に近い儀式魔法の結果だと言え、人類が造れる最高峰の人造生命体とも言える為、ゴーレムやホムンクルスの最高位とされる。

 人と言う概念やホムンクルス、ゴーレムと言う概念そのものを魔術で構成し、付与する事でホムンクルスやゴーレムを作成する技術の元となった。

 また、降臨後も内部の炉で贄を焚べエネルギーに変換する機構等も解析され、魔導工学の発展に現在進行形で広く寄与している。


 高等な技術が必要と言う訳でも無く、生贄の儀式さえ行えば降臨させられる為、古来よりあらゆる世界で召喚されて来た。

 しかし、モレクの制御が効くのは儀式時の願いを叶えるまでで、新たな生贄でも用意しない限り、願いが追加される事は無いので、古来より召喚した勢力を含めて世界を蹂躙して来た。

 滅ぼされた世界すらも数多くある。


 そこで惨劇を起こし続けて結果、伝承が強化されて昔よりも召喚の難易度が下がっている。

 多少儀式に不備が有っても成立してしまう。


 その為、時と共に多くの世界ではモレクの存在自体が隠されて来た。

 結果的に現代では古文書の奥深くにしか記録の残っていない世界も多くある。

 通常のソドムにもその情報は無いので、ソドムの希少性と合わせてソドムに召喚される事は無いと思って良い。

 あの召喚はアンミール学園生がモレクの存在を知っている事で、そしてソドムが直接的な攻撃手段を模索していた事で成立した現象。


 完全な禁忌の存在。

 召喚しても現在では相討ち目的が殆ど。その為、余程強大な脅威が現れた場合等に召喚例がある。




最後までお読み頂き、ありがとうございます。

次話こそは閑話の予定です。

その後、登場人物紹介を挟み、次章に移ります。

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