全てはここから
初投稿作である短編を連載してみました
あんまり長くならない予定です
「アベルト!」
「どうした、お嬢?」
呼べばすぐ振り返ってさっと抱きとめてくれる細いけどしっかりとした腕
顔を上げると太陽の光に透けてキラキラと光るブロンドの髪が見え角度によっては海のような深い青の目
わたしが私となった7歳の誕生日に初めて会ったアベルト
最初はなんだか見たことがあるなって思う程度で半分聞き流していた
その時、ぼんやりとだが思い出したのだこの世界のことをそして、自分の立場を
この世界は、前世でわたしがハマっていたゲームでわたしはそのゲームに出てくる『アリエッタ・アットフォード』という主人公の妹である『イリス・アットフォード』であるということ
妹と言っても双子なので姉のアリエッタとは別に年齢差がある訳では無い
しかし、ここからが重要でわたしことイリスは幼い頃に主人公にとてつもない劣等感をいだいている。姉の方が総じてスキルがとてつもなく高く親からはよく甘やかされておりイリスの方は出来が悪いわけではないのだが姉と比べるとしたに見られがちだったということである
そんな時に出会ったこのアベルトにイリスは自分だけを見てくれる存在ができよく懐いたのだがだんだん依存が強くなりアベルトに近づいてくる女の人はすべて排除してしまうようなったのだ
「初めまして、イリス様。本日よりあなた様の従者を務めますアベルト・オーレルと申します」
とつらつらと考えている時に話しかけられたため返事が遅れてしまった
「あ、はい。よろしくお願いします」
「さあ、イリス、アベルトと部屋においき私はまだオーレル殿と話があるから」
「はい、お父様」
そう返事をし「失礼します」とオーレルさまに向き挨拶をするとアベルトの手を引き部屋をあとにした
ぱたんと自室の扉をしめ改めてアベルトの顔をみる
本当にあのアベルトなんだなと感心して思わず凝視していると当の本人が気まずそうに身じろいだ
「あ、ごめんなさい…」
あぁ〜何をしているのだ私は
心の中で自分にツッこみ改めて彼に向き直る
「改めまして。イリス・アットフォードですこれからよろしくお願いしますアベルト」
そう笑顔で私は言った