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小康

椛がうんちをした。

完全絶食から十日目。

体のどこにそんなものが残っていたのか。

しかも足をひきずることもなく自力で歩いて、トイレで砂を搔いた。

頭を地面から上げるところを見るのも十日ぶりだった。


人間ですらこんな期間を絶食したら死んでいる。

なんて強い生命力だろう。

命が尽きる直前の、最後の奇跡なのか。

それとももっと別の何かを意味しているのか。

私にはわからない。


ただ見守る。

おどかしたくないので写真は撮らない。

どれだけ神々しい猫だったかを、記憶に刻んでおこうと思う。

もし少しでも面白いと思っていただけたら、ブックマーク、評価をお願いします。

皆様からの反応が、明日の元気になってます。

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