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亡くした1/2
去年の今頃、二十年連れ添った猫を亡くした。
本日は、新盆の入り。
おがらを焚いて、迎え火をした。
あの子が迷わず帰ってこれますように。
合掌。
よく食べる猫さんだった。
ちょっと毛皮がごわごわしていた。
いくつになっても幼くて、赤ちゃんみたいな甘えんぼだった。
優しい子だった。
保護屋だったから、うちにはひっきりなしに野良さんが預かられていたが、
誰ともケンカしない、気立てのいい子だった。
今は新しい猫と暮らしているけど、あの子の代わりはどこにもいない。
会いたいな、と、たぶん永遠に折にふれ思い出すのだろうな。
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