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履歴書
リクルートをからかって遊ばせてもらった残務処理が、
まだ続いている。
自分の職務経歴書を見直して、思う。
私、アホなりに頑張って生きてるな。
誰もホメてくれなくても自分でホメておこう。
よしよし。
と思っていたら、蓮が膝に乗ってきた。
なんだかゴキゲンなお顔で。
そうか。この子がホメてくれている。
世界一価値のある存在が。
猫と暮らせてよかった、と、
ちょっと泣いた。
そして、気づいた。
リクルートの営業は、終始、仏頂面だった。
かつて
「おまえレベルの人材なんぞに紹介できる職はない」
と言ってくれた会社。
私のレベルがご不満なんだろう、と思っていたんだが。
もしかしたら違ってたかもしれない。
リクルートに提出した履歴書は、
ライバル会社の、アデコの社名入りテンプレだった。
ごめんリクルート。
私が悪かった。
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