転職情報
『不道徳で行こう』
https://ncode.syosetu.com/n9775je/
という作品で、コルセン事業で稼いだ金を野良保護活動に使う、
という設定を作った。
いいアイデアだと思ったんだがな。
転職情報サイトを見てたら、同じアイデアの会社が実在していて、
若い経営者さんが頑張っておられた。
わりとよくある設定だったのかもしれない。
と、ちょっと凹みつつ。
たまたま隣の席にいた同僚にそれをスマホで見せた。
事業アイデアとして面白いと思うので、
成功してほしいと祈りつつ。
しかし同僚は、こころなしか引きつっていたような。
翌日から。
どっかからハンパな情報を拾ったらしい上層部が、
妙な愛想笑いで私に接してくるようになった。
揉み手をしながら「辞めないよね？」と言っていそうな空気感。
非言語で伝えてこられる生暖かさが、
真夏の夜中の幽霊みたいで、きもちわるい。
揉み手で引き留めができるのは、
日頃の良好な仲がある場合だけだろう。
いつもはゴミみたいな扱いしてくる人間にされてもな。
私の人間性はキライだが私の数字だけは欲しい、
上層部の本音がよけい強調されて見えて、
ドン引きである。
現在、AIに押されてはいるが慢性人手不足は解消されず。
同業他社では私の仕事はもっと高給で人材募集されている。
ひとつしかない私という労働力を、
もっと高値で買ってくれる会社があるなら、
売ってもいいかも、と、ちょっと思った。
上層部のあの人をナメてる空気感を見て。
ちなみに。
上役がよく引き留め策として言ってくるのの定番が、
給料上げます、昇進させます、お局を排斥します、
などなどの空手形。
たいていは大嘘である。
転職しません、と言ったとたんに約束は取り消され、
翌日からはいままで以上に冷遇されるようになるから、
退職交渉する人には気をつけていただきたい。
『戦士の休息』
～真夏の島のバカンスで、失くした息子が教えてくれた大切なこと
https://ncode.syosetu.com/n4211jh/
小説もヨロシクです。
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