表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
329/477

焼き魚2

とはいえいつもなら蓮は、人の皿に顔つっこんだりはしない。

きのうはよほど食べたかったのだろう。

置きごはんはまだ残ってたので、空腹ではなかった。

あっさりした白身の焼いたのが好物だっただけかと思う。


いつもなら。

皿の横にちょこんと座って、「うふん」な目をする。

それだけで空気を読んだニンゲンが飛んできて、

専用フォークでほぐして口元に運んでくれることを、

彼は知っている。


いいご身分だな、とも思うのだけれど。

一緒に暮らしてくれと頼んでいるのは私の側。

健康管理させてくれ、寄生虫や病気や交通事故から守らせてくれ、

自由にならないでくれ、一緒の寝床で眠ってくれ、と。

頭を下げているのは私の側なので。

できるかぎりのことをするのは当然ではある。


さて。明日は何を食べようか。

蓮と食べると、どんなごはんもご馳走に変わる。

魔法使いな猫である。

『戦士の休息』

~真夏の島のバカンスで、失くした息子が教えてくれた大切なこと

https://ncode.syosetu.com/n4211jh/

小説もヨロシクです。


もし少しでも楽しんでいただけましたら、

評価やブックマークなど、お願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ