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雪景色

トイレットペーパーが特売だった。

大喜びで買ってきて、帰宅して、リビングに置いて。

納戸の片づけをしてからトイレに行った。

しばらく棚の片付けをしてたが、

そんなに長い時間ではなかったはず。


蓮が大喜びで、私を呼びにきた。

何か自慢したいことがあったらしい。

鼻の頭にまんまるな綿がついていた。


嫌な予感がした。

リビングへ走った。

時すでに遅しだった。

ロールが床のあちこちに転がり、裂かれ、綿にされ、

リビングに雪が降っていた。

今、初夏なのに。


声にならない私の悲鳴。


蓮は、大冒険ができて楽しかったらしい。

リビングに作った雪のゲレンデを、私に見せたかったらしい。

どんな悪戯してても、かわいいなぁ。

『DIAMOND 3』

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小説もヨロシクです。

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