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猫の配膳3
さて、サイゼ〇ヤである。
私がデートをしたい相手はロボットの猫である。
あの可愛い猫に皿を運んでほしくて、長い行列に並び、
騒音と悪臭に耐えた。
店員さんたちは可愛かった。
この量の客をさばくのはさぞ大変だろうに、
疲れも見せずにニコヤカに接してくれていた。
その合間を、猫ロボットが泳いでいた。
可愛かった。
もうじきあの子が来てくれるのだと思って、
目に涙をためて待っていた。
二度と来ないつもりでいたので一発で用が済むよう、
皿はふたつ頼んだ。
一皿目は、名物と名高い、ミラノ風ドリア。
あっちっちで美味かった。
しかし。
運んできたのは巨乳で美人の大学生だった。
一般常識的には大当たりだが、私にだけはハズレである。
『DIAMOND 3』
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小説もヨロシクです。




