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甘え顔
蓮の甘え顔がどうしても撮れなくて困っている。
気がつくと横にいる。
尻尾やわき腹、体のどこかを私にくっつけて嬉しそう。
うふふ♪な顔をして鼻歌でも歌っていそうなゴキゲンぶり。
ぜひこれを一枚撮りたい!
と。
そーっとスマホに手をのばしてカメラ起動して、
蓮が身構えてしまう前にと急いで撮る。
どうしてだろう。
カメラむけた瞬間に、もう、普段の顔。
青森の冬を生き延びただけあって用心深い。
ちょっとした異変もすぐに察して、耳を澄ませる顔になる。
油断しきった蕩け顔が撮れない。
今日も失敗した。
二度と用心顔をしなくて済む世界にいること、
まだ心のどこかで分かってもらえてないのかもしれない。
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皆様からの反応が、明日の元気になってます。




