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パワハラ退治3
S氏とは逆に、私は事態を懐疑的に見ている。。
まだ上層部は重い腰をあげたというだけ。
S氏周辺では一、二ヶ月程度で結果が出ると予測しているようだが、
何も変わらない可能性もある。
逆に私が組織に逆らった危険分子として処分される可能性もある。
兎を狩り終えたら猟犬は処分されるとの西洋のことわざもある。
Y氏を始末したら次は私が用済みの猟犬として処分されるかもしれない。
サラリーマン社会である。
長生きしたけりゃ何もしないで目立たないのが最高の処世術。
黙っていたらこちらが退職させられるほどの極限状態でないなら、
余計なレポートなど出さないほうがいい。
Y氏は先日からずっと、私とは目を合わせないでいる。
たぶん相当に恨まれている。
背中から刺されたら嫌だなと思い、
当分は用心して暮らすことになりそうな。
どうか今後も平和であるよう心から祈っている。
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