表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
192/477

メガネ2

ちなみに視線というのは感じるものらしく。

古い記憶をさかのぼると、かつて電車にいたおっさんたちは、

たぶん私の視線を感じていた。

剣呑な目をした女子高生が凝視してくるのだから、

おっさんたちも怖かったのかもしれない。

日経や読売を読んでたおっさんは居心地悪そうにするだけだったが、

競馬新聞やスポーツ新聞を読んでたおっさんたちは、

もぞもぞして背中をむけてきたり新聞をそっと隠したりしていた。

活字中毒だった私は記事の続きが読めなくなって、

とにかく何でもいいから活字を読ませろバッキャロー、と、

新聞代を払ってないくせに立腹していた。


この眼力のせいか、毎朝満員電車だったのに、

痴漢に遭った記憶がない。

卑劣なやつらは声をあげなさそうな弱者のみを狙うという説は、

正しいんじゃないかと思う。


もうじき新学期。新入生のお嬢さんがいる方もおいでだろう。

痴漢は睨め、と教えてあげていただきたい。

もし少しでも面白いと思っていただけたら、ブックマーク、評価をお願いします。

皆様からの反応が、明日の元気になってます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ