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爺様と猫
今日の風景。
爺様と猫。
矍鑠とした老紳士、清潔なポロシャツとチノパン姿。
背筋をしゃんと伸ばして歩いていた。
大切そうにキャリーバッグを胸に抱いてた。
網目からのぞいた猫が、もそもそと動いていた。
爺様の後ろ二百メートルほどのところに動物病院がある。
もしかしたらそこの患者かもしれない。
宝物として扱われているのが伝わる空気感で、
ほっこりした。
真冬なので予防接種ではないだろう。
まだもそもそ動けるうちに異変に気がついてくれる飼い主さん。
幸せな猫さんのいる風景に、癒された。
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