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片思い
ゆうべはたまたま気が向かなかったのか。
蓮は、膝にくっついて昼寝をしてくれなかった。
猫じゃらしの食いつきも悪かった。
就寝時間も足元では眠らず、
タワーの頂上で丸くなっていた。
私は寂しさのあまり首を吊りかけていた。
翌朝。
蓮がまだタワーにいるのを確認してから、朝食を作る。
涙目でサラダをよそっていたら、タワーの上で、
蓮が大きく伸びをする。
それからキッチンの私を見て。
いつもの顔して、飛んでくる。
私の足に顔をスリスリして。
蓮が甘えてくれたのが嬉しくて。
ごはんも食べずに蓮の背中を撫でつづける。
相手の小さな反応に一喜一憂して泣いて。
まるで思春期の片思いみたいだと自分でも思う。
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皆様からの反応が、明日の元気になってます。




