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映画「首」2
メリークリスマス。
日本では古来より聖夜にキタノを観る伝統となっているので、
「首」を観てきた。
同じ映画を何度も観て楽しいか、と問われそうだが、
観るたび新しい発見がごっそりあるので、また行きたい。
思うに寂しいという感情は、周囲に人がいないからではなく、
自分の中が空っぽだと起きる感情ではないだろうか。
だから私は若い頃、いつも寂しかった。
けれど心をたくさん動かしてきた今は、むしろ独りでいる時間のほうが、
豊かに過ごせている。
映画でも旅行でも何でもいい。
感動したこと涙したことその他たくさんの必死に走ってきた記憶が、
私の中に積もっているのが、猫の次に大切な財産に思う。
キタノのおかげで、また財産が増えた。
次作もヨロシク、と、八十近い爺様にプレッシャーをかけてみる。
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皆様からの反応が、明日の元気になってます。




