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FIV検査
外は寒くて、タイ原産の猫には外出は辛かろう。
検査は春になってからでもいいか。
と思ってたんだが、小春日和である。
出掛けるなら今だとばかりに蓮と病院へ行った。
ずっと気になっていた。
椛のFIVが感染してたら、どうしよう。
それでも手放したくない私の我儘でお迎えしたキャリアの椛。
もしウイルスが蓮に感染してたら、私のせいである。
生涯発症しない猫もいるとはいえ、蓮はまだ若い。
いつかどこかで発症するだろう。
それが皮膚癌なら、想像するのも辛い事態になる。
死んで詫びるくらいじゃ済まされない。
償い方もわからないほどの罪に、ずっと怯えていた。
そして。
検査結果はシロだった。
膝から力が抜けて床に落ちそうになるほど、
ホッとした。
猫の神様、ありがとう。
どこに何を供えりゃいいかもわからないけど、
たぶんどこかにいるんだろう猫の神様。
ありったけの愛と誠意を、心の中で供えておこう。
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皆様からの反応が、明日の元気になってます。




