表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
117/477

ブラック企業

椛が逝って、まだ一ヶ月経っていない。

しかし蓮は頭がいい。

自分が一人っ子になったことはすぐ理解した。

「この家のもの全部ボクんだー!」

の顔になるのは一瞬だった。

あんなに椛のこと好きだったのに、

男心も色々あるらしい。


そして。

遊んでくれ撫でてくれ要求が加速している。

撫でるのは適当なところで飽きてくれるが、

猫じゃらしが困る。

ストップかけないと何時間でも遊んでほしがる。

家の他の用事をしてると、頭突き、噛みつき、その他もろもろ。

どこが急所かわかってて、ふくらはぎや肘を狙ってくる。

かなり痛い。


大作業を終えてぐったり座り込み、

一休みしてお茶でも飲もうとすると、

さっさと遊べとばかりに背中から襲ってくる。

お願いだから五分だけ休ませてください、と、

猫に頭を下げている。

おまいはどこのブラック企業だよとツッコもうにも、

よく考えたら給料をもらってない。

サビ残どころか、サビ基本給。


今やっと蓮が寝たので、これを書いている。

ブラック企業「蓮」。数日前に開業したらしい。

報酬は、青い瞳と肥えた腹。

従業員募集中。

もし少しでも面白いと思っていただけたら、ブックマーク、評価をお願いします。

皆様からの反応が、明日の元気になってます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ