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ケイティ

作者: 多田緋月

ケイティ

君があの校庭ではしゃいで駆け回っていたのはいつだったろうか?

レンガ造りの古ぼけた校舎の裏

僕たちがした約束を覚えているかい?


ケイティ

君があの台風の雨の中急いで僕を連れ出したのはいつだったろうか?

暴風雨に曝された時計台の中

僕たちが語った夢を覚えてるかい?


束の間の安らぎの中

永遠に続く苦しみを抱え

君はなにもいわずに

振り返ると

にっこりと笑って

こういうのさ


「強靭な精神と想い出は、いつも私の中にあるわ。そうよ、私はいつも貴方と共にいるのだから」



ケイティ

君があの校庭ではしゃいで駆け回っていたのはいつだったろうか?

レンガ造りの古ぼけた校舎の裏

僕たちがした約束を覚えているかい?


僕たちはたったふたりきり

誰も邪魔するものもいない中

君はなにもいわずに

振り返ると

にっこりと笑って

こういうのさ


「強靭な精神と想い出は、いつも私の中にあるわ。そうよ、私はいつも貴方と共にいるのだから」



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― 新着の感想 ―
[良い点] 弱い心でも、大切な人とその思い出を思い浮かべながら歯を食いしばって乗り越えてゆく。そして会えた時には笑って平気だって答える。 そんな、素敵なケイティが思い浮かびました。 素敵な詩をありが…
2021/06/23 21:56 退会済み
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