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シャララーン。海の支配者・勇者達を従える者  作者: 伝説の男前
第一章 チーム結成
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七三の伊勢海老

人魚になったオレは、早速、自己確認。

まず、名前はほぼ同時に


板中とシャララーン


が思い浮かんだ。どっちも自分の名前であることは確信している。でも、自分の尻尾を見ていると板中は夢の名前であることにした。これからは、シャララーンと名乗る事にした。


次の確認事項、現状把握。五感問題なし。手問題なし。足なし。尾びれ有。わたしはお魚?おさかなになった私。

顔、あるようだが確認できない。手で触って確認すると、どうやら目、耳、鼻、口は人間と同じようだ。

ここは水中。液体が黄色い。水中だが呼吸困難にならず、普通に呼吸ができている。海面下、目視感覚20mくらいの海底、砂の上に寝転んでいる。

魚の大きな群れがたくさんある。水中でもかなり遠くが見える。イルカっぽいのや、サメっぽいの、ヘビというかこのサイズは竜くらい巨大なの物もいる。

昔、深海で釣糸掃除をしたのを思い出した。ここではそんなものはないだろうなぁー、と物思いにふけっていると、何かにシャララーンと呼ばれた気がした。

しばらくするとまた呼ばれた気がした。

周りを見回しても何もない。上の方にはイワシっぽいのが群れを成しているだけだ。

すると、砂が舞い上がり、ヒラメみたいなカレイみたいな魚が出て来た。裏にも表にも目が2つづつ。口が2つある魚だろう。そいつが喋った、と言うか超音波っぽいので直接脳に伝わる言葉だった。意味はわかる。


カレイヒラメ:「何やってるの、姫様」


シャララーン:「ああ、ちょっとした考え事をしてた。

  (姫ってなんやねん?オレの事か、とりあえず合わせてみる)」


カレイヒラメ:「城の者、三日三晩帰ってこないと心配してました。

  まぁ、本音は1年くらい帰ってこなくてもなんとも思わないにだろう」


シャララーン:「わかった」


城への帰り道も泳ぎ方も知っている。


一時間ほど泳いで城に戻る。時速120kmくらい速度が出ていた。

そこには、髪を七三に分けた伊勢海老がいた。


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