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シャララーン。海の支配者・勇者達を従える者  作者: 伝説の男前
第一章 チーム結成
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転生したら、あー、アレだ、アレ。オレ、人魚

そう、一言で言えば、偶然が重なった。

みじん切りにされた板中の神経細胞・脳細胞はトイレに流され、分散しながら黄色い大海へ出た。偶然にもその黄色い大海は、●ポビタンCのようにビタミンが豊富で、生物が多数生息していた。

ある板中脳の破片は魚に食われたり、はたまた、ある板中神経の破片は無脊椎動物に捕食された。偶然にも、その大海には(地球で言うところの)哺乳類に近い守護者と呼ばれるマーメイドの住処であった。近隣の知的生命体からは女神と呼ばれる存在である。


近隣漁師A:「マーメイド様を見たことあるでげす。

  容姿は幼女とも天使とも言えるほどの美しいという言葉しか思い当たりませんでげす」


近隣漁師B:「三つの月が重なる夜に海から上がって来るって噂でげす」


近隣漁師C:「その日にお供え物をすると、たくさんの魚貝類をいただける

  と爺さんから聞いたことがあるでげす」


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


マーメイドのシャララーン:「げっぷ、あー、食いすぎた。

  うっぷ。

  昨日からエサ(魚と虫)の活動が活発で、思わず食いすぎたよ」


シャララーンは生まれてから独りぼっち。この世界では唯一無二の生物である。出生についてはだれも知らない、もちろん、本人も知らない。さらに本人が知らないことがもう一つあった。それはお食事の魚貝類・虫類には板中の脳神経細胞を捕食したものが大多数であったのだ。さらに、板中が生前に受けた大気圏外とF原発放射能漏れ掃除で被爆した放射能がイイ感じにDNA・RNAに影響していたので魚貝類・虫類では消化ができなかったのである。


マーメイドのシャララーン:「食ったら、眠くなった。

  それに少し頭痛がするっぽい」


それをガッツリ食ったシャララーンに影響がでた。シャララーンは哺乳類系動物である。哺乳類系動物が哺乳類の脳・神経細胞を食べると、狂牛病効果に近い現象が起きるのは昔からの伝奇に記述がある。偶然にもシャララーンはもっとも最適な体質であり、以後3日間におよび板中細胞の浸食が起きたのである。


マーメイドのシャララーン:「寝たのにまだ眠い。

  それに夢をたくさん見た。会社に入って働いていた?

  えっ?何この言葉、初めて聞くけど、意味が分かる。

  清掃?定年退職?意味を知っている」


三日三晩、うなされたシャララーンは今ではすっかり地球人である。さらに言えば、中身オッサンである。見た目は人魚。肉体、能力は宇宙人である。


そして、板中の受肉は完了し、自我が芽生えた・・。自分の身体を見直し、手がある、感覚がある。巨乳がある(何よりも喜ばしいのはココ)。魚尻尾だったのは少し残念。


転生したら、あー、アレだ、アレ。オレ、人魚


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