日米作戦会議+α、準備
天子:(シャララーンから連絡があった。
『今夜は板中の家に泊まっていいよ』だってさ)
なかなか、庶民的な宇宙人である。
ジニェネ・ミーシャ:(わかったよ)
受付嬢:「首相、それでは今日はこれでお暇させていただきます。
飛べないのが二人いるので帰りは歩いていきます」
総理:「どこへ帰るの?」
受付嬢:「賢者の生前の家です。都内です。
タクシーだと6000円くらいだけど現金は一切ありません」
総理:「そうか、じゃ、送っていこう。
誰か、公用車で送って差し上げて」
受付嬢:「すいませんねー。
こんなにお土産貰っちゃって」
総理:「また、遊びに来てね。
でも宇宙船はダメだよ」
その後、宇宙人4人組は公用車で板中の家まで行った。白バイとパトカーに護衛されながら・・・。
もちろん、報道車両が列をなしてついてきた。
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ガチャ・・・、プープープー (携帯電話を切る音)
ガウス:「それで、総理大臣は何て言っていた?」
シャララーン:「アメリカ大統領の提案で今度、賢者と16人の勇者、大統領、総理大臣で
TV生放送で討論会をすることになった。
世界各地にバラバラになった勇者を集めなきゃいけないから、三日後だよ。
ガウスはその三日間で勇者を集めてきて、ジョイは私が見つけてくるよ。
それと討論会の後は飲み会」
ガウス:「時間がないですねー。
みんなあんまり勝手な行動はしないでね」
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それからガウスはシャララーン号に乗って、女王様に会いに行った。
ガウス:「女王ナターシャ、いるかー?
今度、討論会することになった」
女王:「いるよ。討論会ってなに?」
ガウス:「シャララーンが地球に来た目的を世界中に発信するためにやるそうだ」
女王:「わかった。だけど、彼氏連れて行っていい?
イイ感じで話が合っちゃてさー」
彼氏はもちろんゾンビである。
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女王と彼氏を乗せたシャララーン号は、コンリン、コソリソを探しに来た。
ちょうど、サハラ砂漠上空。森林が密集している地帯になってしまっている。
ガウス:「コンリン、いるかー?」
この一帯は事前情報と全然違うな
ガウス:「コソリソ、いるかー?」
コンリン:「いるよ。さっきから、私の中に居たじゃん」
コンリンは霧状態になって半径300kmの大きさになっていた。
コソリソも同じようなものだ。
ガウス:「今度、勇者と地球の指導者と討論会をすることになった。
参加するよね」
コンリン・コソリソ:「わかった」
コンリンとコソリソは各1cmの大きさになってシャララーン号に搭乗した。
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1cmのシャララーン号はバチカンに来た。
そのまま、教会に侵入して司祭ルーマニュを探す。
十字架を背負った仏像にお経を唱えながら、讃美歌でノリノリの人は見なかったことにした。
いつものことである。
教会の入り口に何人もの病人・身体障碍者が並んでいる。
ルーマニュが対応しているようだ。
ルーマニュのやっていることは、神のお告げをしゃべるだけなのにね。
ガウス:「これは我々、恐竜、ゾンビが行くと大変なことになる。
コンリン、行って、ルーマニュを連れてきて」
コンリン:「わかった」
ルーマニュが神のお告げをして、病人の足を生やしているとき、霧が湧いて出てきた。
その霧がそのままルーマニュをつまみ上げると、
ルーマニュの身体が浮き上がり、10m浮いたところで消えた。
ピチョン砲である。そのまま、シャララーン機に回収。
ガウス:「おかえりー、ルーマたん」
ルーマニュ:「え、なになに?」
ガウス:「今度討論会をすることになった。初仕事だよ」
ルーマニュ:「わかった。でも、もう一人連れていきたい」
ガウス:「構わないが・・。だれよ?彼氏?」
ルーマニュ:「ちがうよ。弟子。あそこでお経をあげている人」
ガウス:「どんな人?ゾンビとか?霧とか?」
ルーマニュ:「ローマ法王っていうんだって」
ルーマニュがローマ法王を説得しに行った。すぐに合意して、乗船。
ローマ法王はさっきから「おおー、神よ」としか言わないけど、大丈夫か?
・・・
ジョイと剣士三十郎はシャララーンが集めてきた。
剣士三十郎は日本全国修行していたとか、変な噂がなければいいのだが・・・
(あるよ、奇跡っぽいお造りがね)
ジョイはカツラの事で頭がいっぱいで、牢屋に入れられたのは気が付かなかったそうだ。




