地球観光自由行動編6
築地に来た剣聖
剣聖:「魚が小さいなー。いや、これも試練。
米粒に文字を書く感覚で捌いてみるか」
庶民の味方アジ発見。
魚屋店主:「兄ちゃん、なんか買うの?それまけておくよ」
剣聖:「あばばうかあばばdふぇあdさでれ」
魚屋店主:「何っているかわからんよ。
買うならお金はココね」
それを勘違いした剣聖。アジをさばいてくれと解釈。
剣聖:(うんうん。我、技をみよ)
剣聖が刀(包丁)を二本抜いて、戻すまでの間、わずか0.7秒。
すでに、ココと言われた場所にアジの活け造りが10皿、ブリとタイのカブト割りが各2皿とお刺身がきれいに盛られている。
何が起きたか未だにわからない魚屋店主は剣聖の後姿を見続けるだけであった。
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浅草に観光に来たミーシャとジニュネ、浅草寺も見て、人々の行動を観察。
しばらく歩いて、電気屋のTVに映っているのは天子。
ミーシャもジニュネも日本語がわからない。海外の英語放送でも意味が分からない。
なんだか、ヤバイ気がした。
まずは、ガウスに相談だ。
即効、移動機に戻った。
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金星周辺の戦争
まずは、片方の頭を獲った。次は敵対する相手の頭だな。
ここは指令室だな。戦況がLCDディスプレイに表示されている。
牙:「なるほど、あそこのだな。
全力で走れば半日で到着する距離だな」
フフと笑う牙であった。
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場所は変わって、TV局でインタビューを受けているようです。全国放送で。
天子の希望でエアコンの効いている場所がいいとTV放送車両に来たのである。
天子:(私飛べるんだよ)
ヘブライ語権威:「『私飛べるんだよ』だそうです」
政府の要請で、放送車両は東京に向かうのであった。
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全宇宙武道格闘技大会の会場から戻ってきた魔王と豚
魔王:「せっかく、月の裏に来たのにだれもいないじゃん」
ハンス:「来るのが遅すぎたか」
魔王:「お、書置きが落書きされているぞ」
ハンス:「勝手に地球に行けばいいようだ」
小さいサイズでと書き忘れたシャララーンと小さいサイズになるのを忘れた魔王と豚。
翌日、地球に悪夢が起きる。
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板中の会社
社長:「ほう。あなたが板中ですと?そっちの人は?」
シャララーン:「はい。板中です。
容姿が変わっていますが正真正銘の板中です。
この人は仲間のジョイです。
日本語がしゃべれません」
社長:「どうしてそうなったのですか?
死んだはずですが、死体は火葬されています」
シャララーン:「脳神経を除いてすべては死にましたが、大魔王という宇宙人によって
脳神経細胞だけが圧縮されて、そのまま宇宙に運び出されました。
それからいろいろあって、この身体です」
社長:「脳が消失したというのは聞いている。
信用したいが、協力してくれるかな。
社内に証明できるものがいるかもしれない」
(受付から〇×〇大学の知り合いに連絡をとってくれ)
社長:「ところでその尾びれはなんですか?」
シャララーン:「そうですね。冷静に考えてもこの身体じゃ信用できないでしょう。
協力します。まずは、この身体を見てください」
人魚の尻尾がでてきた。女性であるボインボインも。そして、外に行くと、体長が20mになった。
社長&社員:「あ・・・・」




