地球観光自由行動編5
その頃、宇宙空間移動機では、
エビッち:「シャララーンとジョイ、遅いねー」
ミーシャ:「待ちくたびれたし。
ゲームも飽きたよ」
ジニュネ:「わしらも自由行動したいなー。
人型の我々なら問題ないんでない?」
ガウス:「わかったよー。
自己責任でいってらっしゃい」
ミーシャ:「いってきまーす」
ジニュネ:「いってきまーす」
ミーシャとジニュネは浅草観光に行くそうだ。
剣聖:「では、わしは築地に行ってきます」
ルーマたん:「わたしは、バチカンの教会に行ってみます」
ガウス:「はい、はい。あんまり宗教を自己アレンジしないでくださいね」
残りは人型とは程遠い、ガウス、トカゲ、エヴァ似受付嬢、からくり人形キューレマ、女王である。
ナターシャ:「わたしも行こうかなー。
一応人型だし、肉体は死んでるけど。ダメ?」
ガウス:「まぁ、自己責任で。
ゾンビはあまり(・・・)作らないでくださいね」
受付嬢:「女王と話が合いそうなのはウクライナにある原発で廃墟になった
プリピャチって村がいいかも。
ゴーストタウンらしいけど、女王には違うものが見えるかもね」
ナターシャ:「おし、行ってみよー」
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金星周辺の戦争
牙:「とりあえず、食い物を腹に入れて落ち着いた。
さてっと、どうするかな?
時間だけ浪費して、何も収穫なし。
このまま、合流するのは馬鹿にされる。
よし。逃げだしているってことは、疲弊しているみたいだな。
ひと暴れして、戦争当事者を我が配下に収めてみるか・・」
監獄施設で地図を発見した。この国の首都に移動して、首領の首を手土産に敵対国に行く・・・
と、戦略をたてていく牙であった。
地図を見ていると、すでに首都の真ん中らしい。
首領のいるらしき場所は、35mの身体で走れば10分で到着する距離である。
・・・
あっという間に首領の場所に到着。
で、目の前には人型の人サイズの警備兵が腰を抜かして、ガタガタ震えている。
ちょぃと、爪を振っただけなのだがね。
そんまま、ずんずん建物の中に入っていく。
フロアマップがあったので、重要人物のいそうな場所へ直行。いました、おりました。
途中、ピストルや剣で襲い掛かってきたのは、痛くも痒くもない。鼻息で吹き飛ばして処理完了。
牙:「いよう、大将、この国をもらうがいいか?」
と、言って、首を刎ねた。
牙:「おみやげ、ゲット」
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天子:「ふーーん、そうなの?奇遇ね。
わたしの祖先もヘブライ人みたいなのよ」
ヘブライ語権威:「日本には昔、ヘブライ人が来たという伝説が残っております。
あ、どぞ、ポテチ」
司会:「えと、質問ですが、一緒に来た仲間とはなんでしょうか?
どこにいますか?」
場所は変わって、TV局でインタビューを受けているようです。全国放送で。
天子の希望でエアコンの効いている場所がいいとTV局に来たのである。
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全宇宙武道格闘技大会の会場
軍指揮官:「乱入者が突然消えたようです。
カメラには何も映らなくなりました」
軍管制室:「偵察隊の報告によると、魔王と豚はゲラゲラ笑った後、飛び去ったとのことです」
軍指揮官:「警報を解除する」
・・・
大会実行委員会:「優勝者は・・・決まらなかった。
あの二人が戻ってきたら嫌だしな」
後日、魔王の城に優勝カップが2人分届けられていたそうです。
賞状には小さな字で、
『全宇宙の優勝者はあなた方ふたりです。もう来ないでください』
と書いてあった。
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朝九時
シャララーン:「ここが生前に勤めていた会社です」
ジョイ:「おおー、これが会社か」
二人ともジョイの指導でサラリーマン風に変装している。
シャララーン:「〇〇〇〇社長に会いたいのだが」
会社受付:「どちらさまでしょうか?」
シャララーン:「板中です。板中順平です。
勤続20年もほぼ毎日ここに来ていましたよ」
会社受付:「板中さんは死にましたけど、親類でしょうか?」
シャララーン:「はい。これ社員証です。
まずは社長に合わせてください」
会社受付:「えと、少々お待ちください」
会社受付:(あ、受付ですが、社長に会いたいという人が二人来ているのですが、
元社員の板中と言っています。
それと、どうも、一人は人間ではないみたいなんです)
シャララーンの人魚尻尾は隠せていない。ジョイの変装は完璧なズラのカ〇茶である。




