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シャララーン。海の支配者・勇者達を従える者  作者: 伝説の男前
地球観光自由行動編
52/73

地球観光自由行動編4

ヘブライ語の権威:「フムフム、このメモには『わたしは暴風の勇者だよーん。

  ヘブライ人の事を調べに来た、なんか知ってない?』と書いてある」


TVレポーター:「おおー、言葉が通じます。

  みなさん、言葉が通じます。

  これからコミュニケーションを試してみます。

  それでは、住職、このメモを持って行ってください。お願いします。」



和尚:「おおーい。聞こえるか。

  このメモをもらってきたよ」


天子:(ん?フムフム)


サラサラサラっと、メモに書いていく天子。


天子:(はい)


TVレポーター:「みなさん、見ましたか?ペンらしきもので文字を書いていました」


和尚:「これがメモです。見てください」


ヘブライ語の権威:「こちらから出した質問に次のような回答が来ています。

   『暴風の勇者って仲間に名前を付けてもらった』

   『地球には移動機ってものに乗ってやってきた』

   『ヘブライ語がわかるなら、直接、話そうよ』

   『ポテチのおかわり、よろしく』

  です」


TVレポーター:「すごいです。宇宙人です。言葉が理解できる宇宙人です。

  しかも、仲間がいるようです。

  ヘブライ語の先生と住職、さっそくですが、筆談で直接会話をしてはどうでしょうか?

  ポテチは用意します」


ヘブライ語の権威:「そうですね。

  ポテチが準備できるまで、聞きたいことを整理しましょう」


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


全宇宙武道格闘技大会の決勝


軍指揮官:「闘技会場の様子はどうだ?」


軍管制室:「ふたりとも肩を組んで、ゲラゲラ笑っています。

  戦争は終わったようです」


軍指揮官:「厳戒態勢は解除するとして、二人がいなくなるまで監視は継続」


・・・


ハンス:「この後どうする?

  選手が、あれ、いなくなってるね」


ヤマダ:「帰るか・・・。

  あー、合流予定日時が大幅に過ぎているよ。

  急いで地球にいくよ」


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


北米の霧は最終的にはアラスカを含むアメリカ全土を覆ってしまった。


コンリン:「海の向こうに行ってみる?」


コソリソ:「うんうん」


霧は大西洋を横断しはじめた。


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


金星周辺の戦争


牙:「うぉおおぉぉー。腹減ったー。

  くそー、だれもいないのかー。

  ええーぃ!この牢屋ぶち壊してくれるわ」


激怒のジヨンタン、身体を一気に元のサイズの35mになった。その勢いで壁にひび。

ジヨンタンの爪でフイとすると易々と壁が崩壊する。

それでも、人の気配がない。

外への道を探し当て、外にでてみたが、人っ子一人いない。誰もいないようで、危険はなさそう。

そう思うと腹が減ったのを思い出した。飯のために、厨房を探しに行く。


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


ガラガラガラ・・・、扉を開ける音。


シャララーン:「ジョイ、何をやってるんだよ」


ジョイ:「あ、このカツラ、いくね?」


シャララーン:「で、偵察の結果は・・・」


ジョイ:「板中の秘密がわかりました。

  この毛のついているズラです」


シャララーン:「ガーーーン!それは見つけちゃダメなやつでしょ。

  他には報告は?人々の反応は?」


ジョイ:「人はいなかったよ。

  真夜中になっちゃたし」


シャララーン:「朝まで待ってみよう。

  朝になったら、板中の会社に行ってみよう」


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