伝説の聖獣
大量の海水が北の国の町からひいたら、塩漬けのゾンビ、若干錆びたロボット。
こいつら死なないから被害ゼロとみなす。
河口付近の潮溜まりには天然の食塩ができ、イイ感じに干された塩昆布はしばらくの間、町の名物に成った。
火山活動は若干小規模になったが、海底と繋がり海水が沸いている。ミネラル豊富の天然温泉、源泉かけ流しである。
温度が摂氏120度であり、熱湯風呂大好き芸人の保養地(ロケ現場)となった。
一般人はふもとの温泉街しか行きませんけどね。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
シャララーン:「なにー。もうマグマは採れないだと?
あ゛ー?」
がらの悪いヤンキーなシャララーン
トカゲ:「はい。取りつくしました。
これで許して下さい」
マグマに行く前は1m足らずのチビトカゲが泳いで行ったのに、40mに成って飛行して帰って来た。復讐にきたかと思ったがマグマの熱で膨らんだそうだ。
その為、運搬効率が上がり、あっという間にマグマが集まった。
シャララーン:「まだ、許さん」
どこまでもこきつかう鬼畜のシャララーンであった。
身体はでかいがチビトカゲはシオシオと従うのみである。
シャララーン:「トカゲ、名前を聞いてなかったな。
私はシャララーン、ただのシャララーンだよ」
正確にはシャララーン・板中ですけど。
トカゲ:「セラフィムです」
シャララーン:「これから近所の地球と言う所に行くので同行してもらう。
そうしたら許したる」
セラフィム:「えっ、本当ですか。わかりました」
シャララーン:「御主に『炎の勇者』の称号を与える」
伝説の聖獣『炎の勇者』セラフィムが誕生したのであった。心はチキンだけどね。




