つかの間の休暇
それから10日後
シャララーン:「作戦決行日は10日後。
海底の柔らかい地層はウォーム系海底生物が担当。
硬い岩盤はカニ・海老が残土運び、シャチ軍が杭打ち、スライム・バクテリアが岩の溶解、仕上げはダイナマイトだ!」
天子:「空中でのキャッチは観光局受付嬢にお願いする事になった。
ジョイのナンパテクニックが冴えわたりました」
ジョイ:「観光局の給料はあまり良くないんだって」
シャララーン:「エビッちからは連絡はない。
たぶん、面談とパチで忙しいだろう。
明日からは私も現地入りする」
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南の国
エビッち:「めちゃくちゃ面談で忙しい。
しかもかなりの高能力・高スキル・高魔力、人外の者も混ざっている。
選定に苦労しそうだ。
何でこんなに応募が多い?」
死ぬほど面談をやった、王国騎士団団長とか魔族偵察部隊とか混ざっているので気が抜けない。
エビッちの憂鬱は続くのであった。
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北の国
シャララーン:「マグマまで後、数十メートル。
予定より三日も早い。
明日には決行できるが、予定通りに決行する。
それまで、各員は体力を蓄えておくように」
ジョイ・天子:「はーい」
ジョイ:「これまで働きづめ。町にくり出そう」
天子:「賛成」
シャララーン:「私も連れていって」
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北の国、町
シャララーン:「食い物屋、無いのか?」
観光局受付嬢:「観光客向けレストランはあります。
八百屋・魚屋などはレストラン向けです。
現地の人々は食事はしません。死にません」
ジョイ:「あ、あれはなに?」
受付嬢:「あれはゾンビの大道芸です。
共食いして復活するやつ。ずっとやってますね。
意識も自我も無いのでしょう」
天子:「あ、あれは何を売ってるの?名物?」
シャララーン:「こ、これは...。
ロボットの腕やら足が一山いくらで売っている。
自動車っぽいロボット、電車っぽいロボット、戦隊ヒーローっぽい頭とかもある」
受付嬢:「あー、私もこの辺りの店で保守部品を取り寄せています。
純正部品は高いです」
シャララーン:「個人用飛行ロボットって作れるの?」
受付嬢:「材料と予算次第ですね」
シャララーン:「飛べない人用に緊急避難ロボットがあるといいかも」
部品屋:「戦闘用以外なら安く作れるよ。
避難だけならまっすぐ飛ぶだけ。
そこにある部品だけで作れるよ。
お造りしましょうか」
シャララーン:「三人前お願いします」
居酒屋で刺身を注文するノリだ!
部品屋:「明日の朝に取りに来てね」
そして、決行日が来た。




