表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
シャララーン。海の支配者・勇者達を従える者  作者: 伝説の男前
第一章 チーム結成
16/73

命名「ガウス」

シャララーン:「ご褒美ー、ご・ほ・う・び、 くれー」


大魔王:「わかった、わかった。

  今、戦争で忙しいので、研究員に今から書く承諾書を渡せ」


シャララーン:「やったね♪」


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


シャララーン:「まだー?」


研究員:「今、点検中。

  時間がかかるからマニュアル読んでおいてね」


3000ページもある全集が3冊出て来た。


シャララーン:「司法試験受ける気はないけど、無理」


研究員:「司法試験ではありません。

  操作マニュアル、運航規定、全宇宙観光攻略本だよ」


シャララーン:「攻略本は読んでみるけど、他は無理。

  三ページ以内にまとめて頂戴。

  それか、あなたを雇うから全部やって」


研究員:「後で大魔王様に話しておいてくださいね」


シャララーン:「ところであんたの名前は?

  不便でしょうがない」


研究員:「ないっす。

  大魔王様はテレパシーも魔法も使えるから意志疎通はまったく不便じゃない」


シャララーン:「そなたに名前を授けよう。

  名前を授かったらきっとクラスアップできるぞ。

  南の海の支配権も与えよう」


研究員:「名前なんて別にどうでもいいけど」


シャララーン:「おおー、そこまでも欲しいのか、

  よしよし、お主の名前は『ガウス』でどうだ?」


その瞬間、みるみる研究員の身体が緑色に輝く事も無く、すこし大きくなる事もなかった。


ガウス研究員:(ぽかーん)

…「くだらん」


シャララーン:「あれ?おかしいな。

  付き合い悪いなー。ノリでやってよ」


ガウス研究員:「とりあえず、ありがとう。

  それと燃料は南の国の高山の上空1000mに浮いている雲から抽出する。

  それがないとまったく飛べん」


シャララーン:「ガーーン!ブーメラン返ってきた。

  燃料は後で考えるとしてヤマダ君と話してくる」


ガウス:「はい」(これで一旦、合理的に戦線離脱)


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


シャララーン:「どもー、12653秒ぶり。おひさー。

  あれ、髪、きったー?

  ちょっと印象違う。イイ感じ!」


そこには、右手を失い大怪我の大魔王シャダーン・ヤマダがいた。


シャララーン:「ガウスを借りていい?」


大魔王:「ガウスって誰?髪型は変えてないけど、右手欠損くらいかな」


ふんっ、て言って、新しい右手が生えてきた。


シャララーン:「ガウスは研究員のこと。

  私が名前をつけた。

  貸してくれたらこのカード、あげるよ」


大魔王:「ふむ。奇特な。儂とシャララーンの仲だ。

  ガウスは欲しいときに貸してやる。

  それにこの戦争、もしかしたら儂は死ぬかもしれん。

  後の事は任せたぞ」


シャララーン:「ヤマダが死ぬわけないじゃん。

  はい、カード、どぞ」


大魔王:「バレたか。たまにはカッコつけさせろ」


シャララーン:「はい、はい」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ