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シャララーン。海の支配者・勇者達を従える者  作者: 伝説の男前
第一章 チーム結成
12/73

威嚇のつもりで核ミサイル発射

西の国までは泳いで3~4時間。

急ぎではないのでだらだら泳いでる。

地球に帰ったら何するか考えながら、背泳ぎをして上空を見ている。

地球に比べ酸素濃度が濃いようで、どの生物も巨大である。ビタミンが豊富に含んだ海では、何も食べなくても生きていける気がする。

海蛇は平均20m。鯛は1トンが当たり前。弱肉強食、身体を大きくしないと生き残れない。


ふと、気がつくと上空に飛行機雲が見える。この世界に飛行機が存在するのか?


しばらくすると、こっちに向かって来ているようだ。すると、みるみる飛行物体が大きくなってきた。うぁ、


「総員退避(一人だけど)!!!」


ザバーン...


何か落ちた。浮遊物、沈殿物を探してみる。


「あった、あった」


弾頭かな、こりゃ。ナニナニ...。文字はない。オールバック刈り上げ豚の絵が描いてある。豚の絵から矢印が描いてあり、大魔王の絵を射している。何か目的がわかった。


絵の大魔王、ちょっと違う。尻尾がある。尻尾のある大魔王は見たことない。別人かな。でも、カイゼル髭はヤマダくんと同じだ。


また飛行物体に襲われるのは、嫌だからさっさと西の国で用事を済ませちゃおう。急げば30分で着く。


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


ハンス・ソゼ書記長:「なんだと。。。大陸弾道暗殺作戦が失敗しただと?」


フィデル幕僚長:「入念で詳細に目標の絵を描画しました。

  カイゼル髭は全幅30cmのところを全幅2mにしてあります。

  間違えるわけがありません。

  しかし、海に落下しました。

  想定外でして、過去には事例がありません」


ハンス・ソゼ書記長:「うむ。盛大な威嚇作戦は失敗か。。。

  プランBからプランXまで全て発動す」


フィデル幕僚長:「かしこまりました」

  (プランBって何?そもそも、計画ってあった?

  「ミサイルをぶっこむ」までしか聞いてませんが...。

  ヤバイヤバイ。なんとかしのがないと)


難を逃れた大魔王は何も知らない。尻尾がなく標的識別できなかったのは、不幸中の幸い。

まぁ、核爆弾程度では魔王は死なないけど


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


「ふぁー、着いたー」


岩場の倉庫からシャララーン専用歩行具を取り付けて、東の国、西支店へ移動したのだった。


まずは聞き込み、情報収集

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