神との遭遇
ーお前は死んだら神になる、これは決定事項だ。
あまり驚きはしなかった。
何しろ一番驚いたのは、目の前に俺にしか見えない神がいることだ。
しかも、俺はなんの呪いか知らないが20代の見た目のまま1000年以上生きてる、がそれにも納得がついた。
「わかったがとりあえず一言言わせてくれ」
「時と場所は考えてくれ」
死んだら神になる宣告、目の前に神がいる色々言いたいことはあったが、何せ今は、
戦争の真っ只中だ、しかも最前線だ
『神相手にTPOを意見してくるとは面白いやつだな』
「こちとら人間にしては1000年以上生きてるもんで変な度胸だけは付いてるんですよ」
神は愉快そうに笑いながら
『そういえば名乗ってなかったな、俺は雷神だ、性別は特にないがお前達人間の概念で言うと今は男だな』
「今は?」
含みのある言い方に気に入らなかったのか期待したのかとりあえず聞き返した
『性別がないと言っただろう、どちらにもなれるってことだ』
『まぁ他の神たちに今の形があってるって言われたからな』
「お前らは体の事を形って言うのか」
変な奴らだと考えながら話が進んでいくと
『そろそろ本題に入るぞ』
「死んだら神になるっていうあれか」
「解ったが、取り敢えず少し待ってくれ、大事な話ならこの戦争が終わってから聞くから、戦いながらは少しきつい」
『俺が手を出せばすぐに終わるが、基本的に手を出すなと言われてるからな』
『ならこうしよう』
『俺の力を貸してやるよ』
「はぁー?」
一瞬頭が真っ白になった、何を言ってるんだこいつは
『俺の雷があればまぁ1時間くらいじゃないか?』
俺は唖然とした、戦争が始まるずっと前から考えてきた作戦や苦労はなんだったんだ
『なんでもいいからとっとと受け取れ』
そう言うと雷神は自分に向かって雷と言うには無理があるような高エネルギーを投げつけてきやがった
そこで意識が飛んだ
初めての投稿で至らないところなども多々ありますが直した方が良いところや感想など手厳しくよろしくお願いします