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魔法執事の変態日記でございます。  作者: あうすれーぜ
お嬢様の小学生時代でございます
41/150

第41回 アーマードお嬢様でございます


 お嬢様が軒並み急成長を遂げられて、何よりでございます。

 急ぎ足でのご指導でございましたが、それには事情がございます。

 まず、護身術を身に着けられるのは、早いに越したことはございません。

 それから、今度学校にて体育祭がございまして。

 お嬢様はその中の、剣術競技の種目にエントリーなさっておられます。


「頑張るから、応援しててね」


「承知いたしました。つきましては、わたくしよりお嬢様へ、戦闘用装束をご用意いたしております。どうぞお召し下さい」


 そう申しましてわたくし、ここ初等部校舎の屋上に、簡易試着室となりますカーテン付き木箱を引きずって参りました。


 貴重なお着換えシーンではございますが、本日は完全無風のためカーテンがめくれたりすることもなく極めて残念過ぎる余り、わたくし珍しく血涙をさめざめと流しております。



 ガチャリと音をお立てになって、お嬢様がお出ましになられました。

 金属の鎧姿でいらっしゃいます。


 お屋敷の宝物庫より拝借いたしました、希少なフェザーミスリルを惜しみなく使用いたしておりますので、羽衣のような軽さとなっております。

 もちろん頑丈さも折り紙付きで、お上品さと実用性を兼ねて反射防止のつや消し処理も施しております。

 お首元やお肩、胴体の裾部分などは補強かつ装飾用に縁どりまして、武骨にならない華やかさも演出いたしております。

 手装甲と脛当ても今ならお付けしまして、お値段わたくしの手作りのためプライスレスとなっております。


 また、女の子らしい可愛らしさも追求いたしまして、お腰に付ける草摺りや前垂れなどはなく、短くひらひらしたスカートだけでございます。

 薄手の生地でございますが、当然、鉄壁でございます。



 さて、装備は完璧でございますが、お嬢様がまだ習得されていないことがございます。


 剣の持ち方、それから振り方でございます。

 もっと申しますと、立ち方や足運びなど、お身体全体の動かし方もまだでございます。

鎧はサイズもぴったりでございます。

わたくし、フルスケールお嬢様フィギュアを基にご用意いたしました。


フルスケールお嬢様フィギュアのサイズは、えー、

執事の勘でございます。

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