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魔法執事の変態日記でございます。  作者: あうすれーぜ
お嬢様の中学生時代でございます
150/150

第150回 新学期でございます


 おはようございます、執事でございます。


 春休みも終了いたしまして、本日より学校が始まります。

 新たな生活にご期待半分、ご不安半分のことかとも存じますが、心機一転頑張って参りましょう。


 うららかな朝の陽ざしではございますが、決してのんびりと油断ばかりしてもいられないことでございましょう。

 やはり、いくらかは緊張されていることもございましょう。

 また、緊張の余り、なにやら殺気立ってしまうこともございましょう。


 たとえば、このように。


 わたくしが無人の屋外で先程からぶつぶつと独り言を申しながら、両手をだらりと横に垂らし、顔には冷笑を浮かべてみました。


 すると、このような緊迫したシーンによくございます、塵のような煤のようなよく分からないゴミがわたくしの背後に漂い始めました。

 辺りの空気も、びりびりと振動いたしますね。


 ここで、ちょっと微調整を入れてみます。

 殺し屋のようなポーズと表情から、手の平を前に差しのべ、慈愛に満ちた微笑みに変更いたします。


 すると、背後に舞うよく分からないゴミが薄桃色に染色されていきました。

 人工の桜吹雪、完成でございます。


 わたくしの魔力が多少こもっておりまして、ご気分が前向きになる効果がございます。

 これぞ執事魔法――


執事しつじ頭垢ムード≫!!


 もちろん、ゴミはゴミでございますので、後できちんとお掃除いたします。


 それが終わりましたら、お嬢様のために朝食をご用意いたしましょう。

ところでわたくし、花粉症的なアレルギー持ちでございまして、

緊迫した戦闘シーンなどで飛び交う煤的なアレで、よくくしゃみとかが出ます。


ふっ……貴方にわたくしが倒せるとでもっくしょい!

うー、ちく執事でございましょうめーい。

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