表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ゲームブック「夏」  作者: 岡倉桜紅
41/52

071

「あああーーーっ!!あれを見ろ!」

 アオネは叫んで、目を引ん剝くようにして思い切り右の方を向いた。

 一瞬、男がそちらに気を取られた瞬間、アオネは下駄を脱ぎ捨てて反対方向に走り出した。

「あっ、コラ待て!」

 男が追いかけてくるのを感じる。こちらは浴衣で裸足だが、相手は動きやすい格好をして、足元はしっかりしたスニーカーを履いている。せめて祭の会場までたどり着ければ誰かが助けてくれる。アオネは必死に体を動かす。

 突然、背中に衝撃があって、視界が揺れた。アオネはつんのめるようにして前に倒れた。

「う、……あ」

 もう一度衝撃があった。アオネの意識はそこでぷっつりと途切れた。


051へ

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ