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第四十話・もし鬼滅の刃に出てくる某氏が……

副題::鬼滅の刃の炎柱、煉獄杏寿郎氏が娘婿になれば……。


※ ジョーク話です ※


 子がいて、その子が成長して結婚したら、私もいずれはその伴侶から見て義理の親になる。それを先日実感したことがあったのでエッセイにあげてみます。私の子は現在まだ未成年なので、ずっと先に話になるでしょうけれど……今回はイラクサぽくないですが、よかったらおつきあいください。煉獄氏の熱烈なファンは単なるエッセイですのでどうか怒らないでください。


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 我が娘、チビコは、私の背丈を越えて大きく育ちましたが、一応チビコと呼んでいます。そのチビコの携帯電話の待ち受けが、いつのまにか鬼滅の刃のキャラクターになっていました。そう、映画に出ていた煉獄氏です。正確には煉獄杏寿郎れんごくきょうじゅうろう氏ですね。炎に包まれて微笑む煉獄氏。それと、違う画面には丸っこくデフォルメされている煉獄氏の二種類ありました。

 そういやチビコは、鬼滅の刃のクッキーを買った時、煉獄氏のものを一番に取りました。そして食べるのが惜しい、もしくは可哀想だったのか、ずっと机の上に飾っている。もったいなくて食べないのだよね。私なぞ、どのキャラも食べ物の上にプリントしてるだけだし、平気でばりばり食べましたがね。

 なんだか微笑ましい片恋を見ているようだ。激情にかられた恋愛ではなく、あこがれ。萌えの方かな……私はチビコに話しかける。

「この人のこと、よほど気に入ったのね。好きなのね」

「煉獄さんカッコいい。こういう人が理想」

「そうね、映画の中では本当にカッコよかったもんねえ」

「映画、よかったなあ。また見たいなあ」

 二次元の恋人もまたいい。ただ現実に煉獄さんのような男性とのおつきあいは大変だろう。職業柄いつ死んでもよいという覚悟のある人は、家族もそれなりの性根が必要だろうが。

 うちのチビコはそう勉強が好きでもないし、行動的でもない。煉獄さんはこういう子とは知り合う機会などないと思う。彼の女性の知り合いは甘露寺蜜璃かんろじみつりちゃんなど、はしらの仲間ぐらいだろうが、彼女たちも真剣に修行を積むタイプだ。

 チビコも命がけでなくてもいいけど、命がけでやってみたいことを見つけてほしいと母は思う。

 私が仮に、煉獄氏が(仮の話ですよ、本気にしないで)義理の息子となると、あちらは旧家だし、父君は一時酒のおぼれていたといえども、元々のプライドが高そうだし。家同士のおつきあいも大変そう……ああ、年をとると、こうして考えても仕方がないことまで考えが及んでしまう。

 愕然としました。チビコの現実の相手はもっと数年先になりそうだが、どんな人になるやら、どういう親に育てられた人にだろうかと今から思う。互いに幸せであれば、どんな人でも歓迎はしますが。

 しかしどんな人でも、義理の親としてまだ義母上と呼ばれたくないかなあ……私は人生をやり直したい人間なので、できるなら若返って独身に戻りたい。それなりな戦闘力を身に着けて、どの人にも対等に渡り合いたいです。すみません、終わります。


※ ジョーク話です ※

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