「感想・意見が欲しいなら感想返信しようよ」と思った話~ヘイそこの欲しがりさん、感想返信してみない?~
立ち止まってくださった方々に感謝。
作者の真夜中の思い付き。三時間くらいで仕上げたものなので、矛盾等ありましたらご指摘ください。
執筆作業の間の空き時間に、ぼんやりと自分が書いた感想の一覧を眺めておりました。
結構な数で、時折「この小説は削除されています」となっているものもあり、あははと思いつつ、その時自分が感じたことを読むのは面白かったです。
その時思ったことを今回、テーマを「感想返信」とし、感想が欲しいと思っているのに返信しない作者様へ向けて書いてみました。
――――……
まず、必要な前提ですね。
私は感想欲しいと恥ずかしげもなくエッセイを書いたことのある身です(その節は沢山の暖かなお言葉、ありがとうございました)。
欲しがりだけではいけませんから、自分も読んだものにはなるべく感想を書くようにし、いただいた感想にはきちんと返信するようにしています。
そのエッセイでも述べましたが、感想と言うのは、読者にとって特別な楽しさや利益が無い場合が多く、貴重な時間をわざわざ割いて、頭を働かせて書くものです。
これって結構大変な作業ですよね。
続けていきます。
私は書き手であり、その忙しさから長編連載小説は普段読めません。ですから、読んできちんと感想を書くのはエッセイ等の短編がほとんどです。
さて、感想について、私は特に、エッセイに感想を書くのは大変だと考えています。
小説ならば「面白かった」「このキャラが好き」等の溢れる思いや、更新を待つ旨だけでも良いのです。
人によります。あくまで私の意見です。しかし、自分の経験では、それだけで心が救われたことがありますのでそう考えています。
しかし、エッセイとなると筆者様が頭を悩ませて考えられた意見ですから、こちらもきちんと考えた感想を送ろう、と思うわけで、難しく、大変になるのです。
現在、私の書いた感想は102件、その内エッセイへの感想は49件(数えるのが苦手なので正確か些か不安)でした。
そのほとんどが筆者様は鬱陶しいであろう長文であり、しかし自身の考えを拙いながらもしっかり述べていました。
また、その他短編小説や連載小説に送った感想も、大半がよく考えた長い文章でありました。
さて、ここで本エッセイのテーマである「感想返信」の話に入って参ります。
ここでの「感想返信」とは、作者としてするものではなく、読者としてされるものである事を指す、ということで話を進めます。
それから、感想欄の荒らしのせいで感想を書けない等の記述は省きます。
私は普段、感想返信については特に気にしていません。
忙しいので「書いた感想」の欄を見ませんし、そこまで記憶力も無いので数日経てば自分が何に感想を送ったかを忘れてしまうのです。
しかし、今回のように気まぐれに見返してみると「む?」と思ってしまうくらいには頭を使って書いております。
その、見返して「む?」と思う部分。
それは「返信が無い」というものです。
ここで「お前さんは返信が欲しくて感想を書いているのかね、馬鹿め」と早合点せずに続きを読んでいただきたいです。
この『小説家になろう』では、感想欄を閉じていなくとも「感想には返信しません」や「すべての感想には返信できません」等の文言を前書き、あらすじに載せている作者様がいらっしゃいます。
これならば何も問題ありません。
最初から作者様がそう明言されている以上、返信は無いと認識して、それでも感想を書くのは読者の自由であり、感想欄で他読者との意見交換があることもあるので、良いことだなぁと思います。
私が問題だな、と思ったのはそう言った文言を設置せず、あちこちで「感想欲しい」と言い、挙げ句いただいた感想に返信しない作者様です。
詳しく書くと「感想・意見が欲しいと自分から言いながら、返信しなかったり、気に入らないものは無視・削除することが問題である」と言うことです。
自由な場所ですので、私個人がとやかく言える話ではないのですが、前々回のエッセイで沢山の感想を得て考えた結果ですね。
確かに返信や削除、ブロックは作者の自由です。
しかし感想を書くことも、読者の自由なのですよ。
欲しいと言ったら優しい人がくれた、そうしたらせめて「ありがとう!」くらいは伝えたらどうですか。
つまり、欲しいくせに何やっとんじゃということで。
欲しがりさんが貰うだけ貰って満足し、一人でむふふ、と笑っている様子が見えます。
しかも最悪なことに、この欲しがりさんは好き嫌いが酷いときた。
その内誰も、この欲しがりさんに、栄養のあるものをくれなくなるでしょうね。
感想を無視、削除。最悪の場合、活動報告で「こんな酷いの貰った!」と晒す。
それでは、折角時間と労力を割いて感想を書いた読者様が報われないではありませんか。
そう言うことをなさる作者様は、感想を書いたことがあるのでしょうか?
一見批判的でも、よく噛み砕いて飲み込めば、貴方の作品の養分となるものがあるのに。
ただ、私が送られてきたもの全てに全力で応えろと考えているわけではない、ということを認識していただきたいです。
本当に最悪な、感想や意見の皮を被った攻撃が送られてくることがあります。その場合はそっと放置しましょう。ミュート・ブロックするのが当たり前です。
そうでないものについては返信しましょう、と言うことで。
読者様方は、感想一覧を見てから感想を書くことがあるそうですから、返信が無かったり、数日で否定意見が消えるところには書こうという気が失せますよね。
欲しいと言うなら、返しましょう。
そして、返すつもりがないなら先に「いらない」と明言しましょう。
読者様方に「時間と労力の無駄だ」と思われたらお仕舞いです。
勿論欲しくないならいいんですよ?
返信作業も結構頭と時間を使いますしね。
「いらない」と一言、明言すればいいだけです。
それから、作者の心無い返信のせいで感想を書くのをやめる方がいらっしゃるそうです。
意見が欲しそうだから、沢山考えて、丁寧に書いた意見を送ったのに「まずい、きらい、ぶろっくしてやる」と我が儘を言う欲しがりさん。
まったく、仕方の無い子供ですね。その内愛想を尽かされて、誰も貴方に欲しいものをくれなくなりますよ。
忘れないでほしいのは、私が今回このエッセイを書くに踏み切った理由が、私が書いた感想に返信しなかった何名かの作者様方にあるわけではないと言うことです。
それらはあくまでも考えることのきっかけにすぎません。
私は「あー、これ返信されてねぇや。まあ、いいか」と流せますが、記憶力の良い読者様などはもしかしたら「無視されているのは自分の感想が酷かったから?」と思い悩んでいるかもしれない、と言う考えが浮かんだわけです。
そしてもう1つは、このエッセイが「感想や意見を欲しがっているのに好き嫌いする作者様へ」のものであると言うこと。
そもそも欲しがっていなければ返信しないのは自由ですから。
感想を書くということは、かなりの時間と労力を要します。
変なところがないか、間違ったことを言ってはいまいか、作者様が傷つかないか、色々と考えなければならないことは多いのです。
我々書き手の求めているものは、そう言った読者様のお力があって初めて送られてくるありがたいものであることを忘れてはなりません。
欲しいものを誰かがくれたらお礼を言うのは常識でしょう。
感想や意見が欲しいと公言している作者様方、感想返信はきちんとしましょう。
言葉遣いが丁寧で、きちんと感謝の意が相手に伝わるものを書きましょう。
前書きやあらすじに感想返信確約的な文言を入れても良いかもしれません。感想が書きやすくなります。
読者様、特に読み専の方々にとっての感想返信は、恐らく書き手側にとっての感想返信よりも大きい意味があるのでは、と考えます。
書き手は返信がない理由を適当に自分に当てはめて見つけられますが、読み専の方々はもしかしたら思い詰めてしまうかもしれない、ということです。
感想を書いてくださる方々は、返信が欲しくて書いているのではありません。
ですが、我々書き手は時間と労力を割いていただいた以上、感謝くらいするべきでは?
いくつかの感想を無視している感想欄を見ると、私は感想を書く気が失せ、その作品を読む気も失せます(普段は感想欄から入ると言うことが滅多にないので稀なケースです)。
私と同じように、感想欄を見てから感想を書くのを止める読者様がいるらしいのです。
欲しがる相手に与えて、攻撃を返されては今後一切感想は書くまい、と思うのも必然です。
そう言うことが多くあったから、今の『小説家になろう』では感想が貰いにくいのではないでしょうか?
この辺りでまとめましょう。
繰り返しますが、感想が欲しいと公言するならば、きちんと返信しましょう。
厳しい意見が怖いなら「マイルド感想のみ受付」と予め防御壁を張りましょう。
返信しないとその内貰えなくなります。そうなってからは遅いのですよ。
以上、感想・意見を欲しいと言う作者様方の中で感想に返信しない方々に捧ぐ、感想返信しようぜエッセイでした。
ここまで読んでくださってありがとうございました。
ふざけたタイトルでしたが(いつものこと)真面目に書けて良かったです。
これを読んでくださった方々が感想返信について考え直すきっかけにでもなればいいなぁと思っております。
前書きにも記しましたが、思い付きエッセイですので矛盾点や意見等ありましたら是非お送りください。
受け止めて、ものによってはきちんと改稿致します。
※2019.8.22 少し改稿しました。