表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
スラさんの転生先こつこつ生活記  作者: 蒼和考雪
異世界観光旅情
90/132

090 馬鹿と何とかは高い所が好き

おおー! 絶景かな、絶景かなー! 山の上まで登って来たぜよー! 色々と見えるなー。

山、海、森、街道、街、色々とねー。これまで通ってきた経緯は……ちょっとわかんねーべ。

流石にこれで結構な距離を移動してきたわけだしなあ。馬車に乗ってるときは外見れんかったし。

そういえばずーっと女の子に抱かれて移動してたのよなあ……うん、忘れよう。

別に女の子嫌いと言うわけではない。ただ、相手は幼女やねん。わてはロリでもペドでもねーです。

まあそれ以前にてめースライムだろ、人間と同じに考えんなって話。もう縁もないわけだしね。

切ったのこっちですけど。まあ、あのままあの子のところに戻るってわけにもいかんかったかな。


さて、山に登ったはいいけれど、どうしたものか。ここまで来てやることもねーんだよおっ!

まあ、登ること自体が一つの目的だったのでまあいいんですけど。

でーもー? それ以外のことに問題がある! これからだよこれからっ!

なんか目標たてないと生きていけねーです。

いいえ、生きるだけなら無為に食べて生きてもいいのですが。

それはそれでなんかやーなのよねえ。それならあの幼女のところで飼われてろよって話か。

でも自由がないのはそれはそれで嫌だったしなあ。どうしたもんかねえ……うーん。


まあ、一つ、ここはどこか適当に行きつく場所に行ってみるのもありか。

ここを終着の地とする、終の街にするって感じで。ってーか、どっかに定住しろよってことだねえ。

でも普通に人間の街に定住するのはどうなんだろう? 私スライム、魔物です。住みにくいよね。

じゃあ迷宮とか? うーん、でも他所の迷宮に突っ込むのもどうよ?

え、ってことは竜王さんのところに戻らんとあかんのかな? それはそれで……どうよ?

戦って勝手に出てきた身で都合が悪いので出戻りまーすってわけにもいかんっしょ。

やっぱりどっか適当にいい場所探さんとあかんかなー。

でも、人型魔物の住むところは都合悪いよね?

エルフ、人魚……どっちも自分のような存在は歓迎されてねーし。

彼ら一応迷宮に生まれるから扱いとしては魔物なのよなー。

うーん、そもそもスライムに居場所なんてねーべさ。

せめて念話できる人と交流を……うん、ちょっと難しい? あー、でも人魚系は全員念話持ちか。

問題はあっちは海、水の中。海流には逆らえないスライムの性、くやしいです……。

ま、それは一通り幾らか巡ってみてから考えよう。とりあえず山越えじゃーい!






山は謎の宝庫だったよ……何か変なストーンサークルっぽい石柱群があったりしたし。

あれか、ここは儀式場か祭儀場か何かだったのかね? どっかの部族とか種族とかの。

そういえばエルフさんの念話で向かう方向を言ったら神山って感じの事を言ってたような気もする。

ってことは、ここはそういう意味合いのある場所だったのかなあ? まあ、わかんねーべさ。

まあ、何にせよその山は乗り越えて、今は山の向こう側だよーん!

山脈超えるのきつかったよ……何せ山と言っても人の手の入っていない未開の地。

道はないわ崖ばっかだったわ、雪は積もってるわ。

野生動物もたくさんいるし、もう人間だったら死んでますわあんなの! なんだよあれ!

竜並にでっかい怪鳥とかマジ簡便! っていうか外に出てまででかいやつらあいてにするの!?

海でも海竜とか、大蛸とかと会ったしさあ……もうやんなっちゃうわー。


さて、そんな愚痴はさておくとして。ここから見える景色、その先に見える大きな街。

中央にでっかい時計塔満たないものが建っている街に向かいましょうか。

あそこはどういう町なんだろう?

なんとなーくあの中央に塔が経っている様式はゲームで見たことある気がする。

まあ、中央に時計塔みたいなものは珍しくもねーですよね。シンボル的な。

時計塔に限らず中央にでっかい建物はよくあることよねー。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ