表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
スラさんの転生先こつこつ生活記  作者: 蒼和考雪
異世界観光旅情
65/132

065 蒼空の下で

いま、私は迷宮の外へと踏み出しました!

これは私にとっては小さな一歩でもスライムにとっては大きな一歩なのです!

と、まあそんな冗談はさておいて。ようやく外に出ましたー! ひゃっはー!

なんというか、今までにない雰囲気と空気、空間、場所! 初めてのところはわくわくするね!

ああ、それにしても……青い、蒼い空だなあ。最初のスライムの時は振動感知で視界なかったよね?

あれ? どうだったっけな? 外を感知できてたのなら光を見れたのかも?

よくわかんね。覚えてねー。

まあ、それはいいのです。今、こうして空を見ることができていると言うのが重要なのですよ。

ここはファンタジーの世界、スライムという以前いた世界にはいない生物のいる別の世界。

でも、世界は違っても空は同じ色をしている。青い、蒼い空。空は世界が違っても同じ。

例え繋がっていない空でも同じ空の下にいる…………なんだっけ? 何かの詩だったっけ?

そういえば、昔のことももう思い出せない憶えていない……スライムって記憶野低いのかね?

以前は別の世界にいた、知識的にそういうのは覚えているのだけど。

記憶はなんかない感じなのよねー。

まあ昔に思いを馳せるのは辞めましょう。私は上昇志向、前向きに生きる生物なのです。


さてさて、空は変わらないのはわかりましたが他はどうでしょう? 青い空、白い雲、輝く太陽!

いやー、まるで元いた世界と変わらない風景だね。ああ、迷宮の方はどうだろう?

入り口はどうやら崖とか山とかそんな感じの一部に開いた穴みたいだね。

この入り口そのものは開けた感じで、道も続いている。冒険者も来るんだしそりゃそうか。

あ、やべ。とっとと擬態してどいとこ。冒険者が外から中から来て見つかったら厄介だし。

強くなければ口封じもできるだろうけど、別に殺したいわけではないからね。

しっかし……特に見える物もないなー。

この世界が惑星タイプの世界かは謎だけど、球状で見えないのかな。

どうなのだろう? 近場にないだけとか? 見える物が。

いや、道の続いている先に行けばたどり着けるだろうけど。

まあ、なんにせよこの場所に長居する意味合いもないべさね。あるのが迷宮の入り口だけじゃな。

でも普通こういう所に出店とかそういうのがあるもんじゃないのかね?

魔物の脅威でもあるのかしら? そうだね、迷宮だもんね。

迷宮から魔物が溢れる危険とかあってもおかしくないよね。

そうでなくとも魔物のいる世界、どこにどんな危険があるのやら。

ほら、今ここにスライムもいますですし。

んー、しかしどうしよう? 道を辿ってみる? どこかには確実にたどり着くけど?

それとも上から遠くを見てみます? ここ山ですもんね。多分見晴らしいいよー?






そういうことなので山を登ってみました。馬鹿となんとかは高い所が好き。そうだよ馬鹿だよ?

馬鹿じゃなきゃ迷宮の一番奥を目指し、迷宮主と会ったりその手前にいたヒュドラに挑みかかったりしないよ!

しかもそれをやるのが迷宮の第一エリアで出会うような雑魚的スライムだよ!

進化滅茶苦茶したけどね!? そういえば今の自分はカイザースライムだっけ?

えーっと、スラさん、ビッグ、ヒュージ、ボス、キング、エンぺ。

そしてカイザーで……七番目か。うーん、これで最後? それとも十番目まであるとか?

進化だけカウントかな?

うーん、アナウンスさんからヒント欲しいけど、アナウンスさんはヒントくれないからね。

進化についてはさておいて。山の頂上まで登りました。

跳躍と空中跳躍マジ便利。スライムだから張り付きも楽。

いやー、垂直な崖をぴょんぴょん登っていくのは貴重な経験だと思うのですよ?

普通に掴んでも登れるけどさ。

なんだかんだで迷宮内でも壁のぼりは結構経験済みですぜ? ふっふーん。


しかしいい景色だこと。遠くも見える。空も近い。スラさんは呼吸も環境も影響なし。

いや、全く影響ないってこともないけどさ。

ちょっとした低温や空気が少ないとか大したこともないのよ?

死ぬような過酷な環境ならともかく、ちょっと環境悪い程度でスライムに影響はないのです。

流石環境適性オールファイブ! いいえ、別にステータス的な項目はありませんが?

まあ、スライムはどこにでもいるからね。砂漠にも凍土にも。

流石環境における分解者最強種。多分。

あっちに大きな街……城っぽいのが見えるし王都か何かなのかな? いやいや、油断は大敵ですよ?

どこかの領主が住んでいる場所かもしれません。

実際リアルで見たことある西洋系の城がどこまで信用できます?

それっぽく見えると言うだけで確実に城だと言えるかわかりません。だいたい城と砦の違いは?

城っぽく作っただけの領主館と王城の差異は? 考えられるとしたら、国旗とかそういうのかね?

あとは領地とかなら領主の紋章とかそういうの?

わてそういうのはわかんねーべさ。だって今まで迷宮暮らし。

どこに何がいるのか、世界的常識なんてものは知らないのです!

そもそもスライムに常識を要求すんな!

とりあえず、あの確実に人は住んでいるだろうなーっていう城のある都の方を目指しましょうか!

そもそもこの世界の人口ってどのくらいなんだろう? 冒険者ギルドとかあるかなー?

ふーん、わかんねーや。まあ、色々観光気分で見回ってみましょう! 世界旅行なのです!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ