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037 水ではないけど

第八エリア。ここは凍土。まあ、そこまでひどく凍り付いていると言うわけでもない。

あたりは雪に覆われて居る大地である。まあ、ちょっと広めのラビリンススタイル。

そして雪もはらはらと振ってきている。天井があると言うのに! まあ、天井に穴開いてるけど。

まあ、つまりその穴から雪が降ってきて雪が補充されているみたい。

ただ積もりきることはないみたい?

理屈的にどうして積もりきらないのかは不明なんだけど、第七とか第九に冷気がいってるとか?

熱気が入り込んで溶けるから積もらないのかも。まあ、新雪じゃないみたいっぽいしそうなのかな。

そんな凍土エリア、当然凍土ということで寒い。

液状の体を持つ自分では下手したら凍り付いてやばそう。

ここは長居できそうにない。いくら変化で氷や冷気への耐性をつけてもマジでやばい感じがする。

まあ、あれだ。コートとか着てあったかくなってるからって冬の雪の中でずっと生活できないよね。


そういうことなのでここは出来る限り先へ進むことを優先する。まあ、生活しにくい所じゃね。

とはいってもずっとここを探索し続けるのも大変だし、かといってここで休むのも難しそうだし。

場合によっては第七エリアに戻って休憩する必要がありそうだなー。めんどい。

まあそういうのはしかたがない。ひとまず探索がんばるかー。






第八エリアは凍土。雪の中、雪の上。スライムにはなかなか移動は面倒くさい場所です。

不凍液っぽく体を変化させてがんばっているんだけど、やっぱり寒いと体が動かしにくくなる。

氷かな? この体は水ではなくあくまで液体っぽい感じだから水と同じ融点ではないみたいだけど。

それでもこの冷気、低温下では体は凍らないにしてもかなり動きが悪くなるみたい。

そもそも自分の体でもこの液状部分がどういう性質でどういう素材なのかはわからないのよなー。


ところで、魔物は意外と少ない。まあそもそも雪山で生きられる生物ってのはそこまで多くない?

まあ普通の生物がたくさんいまーす、ってことはないよねー。大体は環境に適応した物。

よく雪山ででたーって言われる雪男みたいなのがいた。

まあ人型だけどゴリラ的っていうか、イエティ。

白熊、ペンギン、狼。まあ、その中でも狼はちょっと特殊で咬みついたら冷気を流し込まれた。

いやいやいや、流石に冷気を流し込まれたらやばい。とおもったんだけど。

そういえば思ったのよ。今の自分の体って圧縮されてるのよね。

果たして超密度の物質は融点はいかほどか。

まあ自分そこまで化学畑の人間じゃねーですのでわかんないですー。

冷気流し込まれても凍ることはなかったので、やばくなる前に一気に倒して食べて終わらせました。

白熊は強いけど、第三第六の熊と大して変わり映えしない。

ペンギン? 群れ系はなんとでもなります。

ただ、珍しいものにファンタジックなゴーレム、アイスゴーレムという氷のゴーレムがいた。

あと、スノーゴーレム、雪のゴーレムもいたね。え? 強さ? ごめん、物攻は耐性持ちなんだ。

まあそうだよね。冷気を流し込まれるのが一番やばいけど冷たいだけならそこまででもなかったり?

凍らされるとやばそうだけど今の自分なら大丈夫っぽい? まあ核はちょっと心配があるけどさ。

おかげでなんとか探索はできる。あまり長居はちょっとやばそうなのである程度探索して戻るけど。


第八でしばらく探索して第七に戻る。そうして第七でしばらく休んだ後、第八に戻る。

そんなエリア移動を繰り返しながら探索をしていき、やっと第九エリアへと通じるらしい道を発見。

ただ、何かすっごい不安があるのよねー。というのも、そのエリア手前の雪が全部溶けてる。

まあ、そりゃあエリア手前は雪が解けるのが普通だと思うんだけど。

なんというか、冷気に対抗してる感じ。嫌な予感もするよね。

ちょっと覗いてみたら……なんとそこは砂漠! そう、氷の後は熱なのです!

これきつくね? 寒い所からでたら熱い所って体的につらくね?

そして、探索もちょっとやばくね?

この先第九エリアに行くのは確定だと思うけど、熱気でごうごうと焼かれたらやばいよね。

幸いなことに日はでていない。だって迷宮だもの。

だけど第九エリアでずっと過ごしてたら乾きそう。

うーん、どうしよう。マジでこの先進めるかな自分。

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