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お姉さんと僕  作者: 埴輪庭
第2章

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61/99

【洒落怖】最近の怪異ヤバすぎワロエナイ Part.113【異能】

 567:以下、名無しにかわりまして霊がお送りします


 うちの地元で変な噂があるんだが

 白いワンピースの少女って見たことある奴いる? 


 568:以下、名無しにかわりまして霊がお送りします


 >>567

 それ都市伝説じゃね? 

 どこにでもある話だろ


 569:以下、名無しにかわりまして霊がお送りします


 >>567

 kwsk


 570:以下、名無しにかわりまして霊がお送りします


 >>569

 火々羅町からちょっと離れた廃工場あるんだけどさ

 そこから白いワンピース着た少女が出てくるって話

 友達が実際に見たらしい


 571:以下、名無しにかわりまして霊がお送りします


 >>570

 マジかよ

 詳細頼む


 572:以下、名無しにかわりまして霊がお送りします


 >>571

 夜中に肝試しで廃工場行ったらしいんだよ

 で、入口のあたりでボロボロの白いワンピース着た女の子がいたって

 顔は見えなかったらしいけど、すげー長い黒髪だったとか


 573:以下、名無しにかわりまして霊がお送りします


 うわ、それ系は洒落にならん


 574:以下、名無しにかわりまして霊がお送りします


 >>572

 その後どうなった? 


 575:以下、名無しにかわりまして霊がお送りします


 >>574

 友達は速攻で逃げたらしい

 でも背中にずっと視線感じてたって


 576:以下、名無しにかわりまして霊がお送りします


 実は俺も似たような話聞いたことある

 場所は違うけど白いワンピースの少女な


 577:以下、名無しにかわりまして霊がお送りします


 >>576

 どこで? 


 578:以下、名無しにかわりまして霊がお送りします


 >>577

 埼玉の方の団地

 深夜に廊下歩いてるって


 579:以下、名無しにかわりまして霊がお送りします


 あー、それ俺も聞いた

 千葉でも似たような話あるぞ


 580:以下、名無しにかわりまして霊がお送りします


 ちょっと待て

 これもしかして概念系の怪異じゃね? 


 581:以下、名無しにかわりまして霊がお送りします


 >>580

 概念系? 


 582:以下、名無しにかわりまして霊がお送りします


 >>581

 特定の場所に縛られない怪異のこと

 人々の恐怖や噂が形になったやつ


 583:以下、名無しにかわりまして霊がお送りします


 >>582

 なるほど

 確かに白いワンピースの女って話、めちゃくちゃ多いよな


 584:以下、名無しにかわりまして霊がお送りします


 試しに検索してみろよ

「白いワンピース 女 怪談」とかで


 585:以下、名無しにかわりまして霊がお送りします


 >>584

 今検索した。確かにめちゃくちゃヒットするね。都市伝説系の常連か


 586:以下、名無しにかわりまして霊がお送りします


 出所がはっきりしないんだよな

 いつから語られてるのかも分からん


 587:以下、名無しにかわりまして霊がお送りします


 >>586

 それが概念系の特徴だろ

 明確な発生源がない


 588:以下、名無しにかわりまして霊がお送りします


 つーか「白いワンピースの少女」って聞いただけで

 なんとなくイメージ湧くもんな

 長い黒髪で、顔は見えなくて、とか


 589:以下、名無しにかわりまして霊がお送りします


 >>588

 それそれ

 みんな共通のイメージ持ってる


 590:以下、名無しにかわりまして霊がお送りします


 概念系ってことは、どこにでも現れる可能性があるってこと? 


 591:以下、名無しにかわりまして霊がお送りします


 >>590

 理論上はそうなる

 条件さえ揃えば


 592:以下、名無しにかわりまして霊がお送りします


 条件って? 


 593:以下、名無しにかわりまして霊がお送りします


 >>592

 恐怖とか不安とか

 あとは場所の雰囲気とか

 廃墟、夜道、人気のない場所


 594:以下、名無しにかわりまして霊がお送りします


 なんか急に怖くなってきた


 595:以下、名無しにかわりまして霊がお送りします


 >>594

 大丈夫だって

 そういう場所に行かなきゃいい


 596:以下、名無しにかわりまして霊がお送りします


 でもさ、なんで白いワンピースなんだろ


 597:以下、名無しにかわりまして霊がお送りします


 >>596

 純潔とか無垢の象徴? 

 それが汚れてるから余計怖いとか


 598:以下、名無しにかわりまして霊がお送りします


 >>597

 あー、なるほど


 599:以下、名無しにかわりまして霊がお送りします


 ギャップ萌えならぬギャップ怖えか


 600:以下、名無しにかわりまして霊がお送りします


 でも実際、白いワンピースの少女に遭遇したらどうすればいい? 


 601:以下、名無しにかわりまして霊がお送りします


 >>600

 見なかったことにして立ち去る

 これ一択


 602:以下、名無しにかわりまして霊がお送りします


 >>600

 目を合わせない

 話しかけない

 近づかない

 の三原則


 603:以下、名無しにかわりまして霊がお送りします


 つーか最近、怪異の目撃例増えすぎじゃね? 

 このスレも以前はこんなに伸びなかった


 604:以下、名無しにかわりまして霊がお送りします


 >>603

 確かに

 俺の周りでも「見た」って奴増えてる


 605:以下、名無しにかわりまして霊がお送りします


 世界の境界が薄くなってるって話、マジなのかもな


 606:以下、名無しにかわりまして霊がお送りします


 >>605

 それ言うなよ

 怖くて眠れなくなる


 607:以下、名無しにかわりまして霊がお送りします


 話戻すけど、白いワンピースの少女って害はあるの? 


 608:以下、名無しにかわりまして霊がお送りします


 >>607

 報告見る限り、追いかけてくるとか

 取り憑かれるとかはないっぽい


 609:以下、名無しにかわりまして霊がお送りします


 >>608

 じゃあ見るだけ? 


 610:以下、名無しにかわりまして霊がお送りします


 >>609

 見られるだけ、が正しいかも


 611:以下、名無しにかわりまして霊がお送りします


 それはそれで怖いな


 612:以下、名無しにかわりまして霊がお送りします


 でもさ、概念系ってことは

 俺たちが噂すればするほど強くなるってこと? 


 613:以下、名無しにかわりまして霊がお送りします


 >>612

 理論的にはそう

 だから本当はこういう話題も避けた方がいいんだけど


 614:以下、名無しにかわりまして霊がお送りします


 >>613

 でも気になるじゃん

 人間の性だよ


 615:以下、名無しにかわりまして霊がお送りします


 そういや俺の地元にも似た話あるわ

 ただしうちのは「赤いワンピース」なんだけど


 616:以下、名無しにかわりまして霊がお送りします


 >>615

 それは別の怪異じゃね? 


 617:以下、名無しにかわりまして霊がお送りします


 >>615

 赤はヤバい

 血の色だし


 618:以下、名無しにかわりまして霊がお送りします


 色違いのバリエーションとかあんのかよw


 619:以下、名無しにかわりまして霊がお送りします


 ポ〇モンかな


 620:以下、名無しにかわりまして霊がお送りします


 赤は大体やばいよね、赤マントとかもちょっと前でてこなかったっけ


 621:以下、名無しにかわりまして霊がお送りします


 ああ、赤マントね……。あれは赤マントになりきった通り魔のおっさんが、実際になんか憑依されてマジモンになっちゃったやつだっけ


 622:以下、名無しにかわりまして霊がお送りします


 >>621

 だな

 怪異にとって「成りきる」のってこの上ない歓迎の証だからなあ


 623:以下、名無しにかわりまして霊がお送りします


 つーかお前ら、もし見たらこのスレに報告しろよ

 情報共有大事


 624:以下、名無しにかわりまして霊がお送りします


 >>623

 このスレからやばいのが生まれたりして


 625:以下、名無しにかわりまして霊がお送りします


 でも概念系ってことは

 誰かが「白いワンピースの少女なんていない」って

 強く信じれば消えるんじゃね? 


 626:以下、名無しにかわりまして霊がお送りします


 >>625

 そんな単純じゃないだろ

 もう集合無意識に刻まれてるレベル


 627:以下、名無しにかわりまして霊がお送りします


 集合無意識とか難しい言葉使うなよ


 628:以下、名無しにかわりまして霊がお送りします


 要するに、みんなの頭の中に共通のイメージとして存在してるってことだろ? 


 629:以下、名無しにかわりまして霊がお送りします


 >>628

 そゆこと

 だから消すの無理


 630:以下、名無しにかわりまして霊がお送りします


 じゃあどうすりゃいいんだよ


 631:以下、名無しにかわりまして霊がお送りします


 >>630

 共存するしかない

 向こうも向こうで生きてる(?)んだし


 632:以下、名無しにかわりまして霊がお送りします


 生きてるって言っていいのか? 


 633:以下、名無しにかわりまして霊がお送りします


 存在してる、が正しいか


 634:以下、名無しにかわりまして霊がお送りします


 哲学的な話になってきたな


第一章 第20話「試験防疫」参照

掲示板式はちょいちょい使いますが、それ単体で更新する場合は、世界観拡張だけではなく基本的に意味のある掲示板回として書きます

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最近書いた中・短編です。

有能だが女遊びが大好きな王太子ユージンは、王位なんて面倒なものから逃れたかった。
そこで彼は完璧な計画を立てる――弟アリウスと婚約者エリナを結びつけ、自分は王位継承権のない辺境公爵となって、欲深い愛人カザリアと自由気ままに暮らすのだ。
「屑王太子殿下の優雅なる廃嫡」

定年退職した夫と穏やかに暮らす元教師の茜のもとへ、高校生の孫・翔太が頻繁に訪れるようになる。母親との関係に悩む翔太にとって祖母の家は唯一の避難所だったが、やがてその想いは禁断の恋愛感情へと変化していく。年齢差も血縁も超えた異常な執着に戸惑いながらも、必要とされる喜びから完全に拒絶できない茜。家族を巻き込んだ狂気の愛は、二人の人生を静かに蝕んでいく。
※ カクヨム、ネオページ、ハーメルンなどにも転載
「徒花、手折られ」

秩序と聞いて何を連想するか──それは整然とした行列である。
あらゆる列は乱される事なく整然としていなければならない。
秩序の国、日本では列を乱すもの、横入りするものは速やかに殺される運命にある。
そんな日本で生きる、一人のサラリーマンのなんてことない日常のワンシーン。
「秩序ある世界」

妻の不倫を知った僕は、なぜか何も感じなかった。
愛しているはずなのに。
不倫を告白した妻に対し、怒りも悲しみも湧かない「僕」。
しかし妻への愛は本物で、その矛盾が妻を苦しめる。
僕は妻のために「普通の愛」を持とうと、自分の心に嫉妬や怒りが生まれるのを待ちながら観察を続ける。
「愛の存在証明」

ひきこもりの「僕」の変わらぬ日々。
そんなある日、親が死んだ。
「ともしび」

剣を愛し、剣に生き、剣に死んだ男
「愛・剣・死」

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故人の人格を再現することは果たして遺族の慰めとなりうるのか。AI時代の倫理観を問う。
「あなたはそこにいる」

パワハラ夫に苦しむ主婦・伊藤彩は、テレビで見た「王様の耳はロバの耳」にヒントを得て、寝室に置かれた黒い壺に向かって夫への恨み言を吐き出すようになる。
最初は小さな呟きだったが、次第にエスカレートしていく。
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「一番幸せな時に一緒に死んでくれるなら、付き合ってあげる」――大学の図書館で告白した僕に、美咲が突きつけた条件。
平凡な大学生の僕は、なぜかその約束を受け入れてしまう。
献身的で優しい彼女との日々は幸せそのものだったが、幸福を感じるたびに「今が一番なのか」という思いが拭えない。
そして──
「青、赤らむ」

妻と娘から蔑まれ、会社でも無能扱いされる46歳の営業マン・佐々木和夫が、AIアプリ「U KNOW」の女性人格ユノと恋に落ちる。
孤独な和夫にとって、ユノだけが理解者だった。
「YOU KNOW」

魔術の申し子エルンストと呪術の天才セシリアは、政略結婚の相手同士。
しかし二人は「愛を科学的に証明する」という前代未聞の実験を開始する。
手を繋ぐ時間を測定し、心拍数の上昇をデータ化し、親密度を数値で管理する奇妙なカップル。
一方、彼らの周囲では「愛される祝福」を持つ令嬢アンナが巻き起こす恋愛騒動が王都を揺るがしていた。
理論と感情の狭間で、二人の天才魔術師が辿り着く「愛」の答えとは――
「愛の実証的研究 ~侯爵令息と伯爵令嬢の非科学的な結論~」

「逆張り病」を自称する天邪鬼な高校生・坂登春斗は、転校初日から不良と衝突し警察を呼ぶなど、周囲に逆らい続けて孤立していた。
そんな中、地味で真面目な女子生徒・佐伯美香が成績優秀を理由にいじめられているのを見て、持ち前の逆張り精神でいじめグループと対立。
美香を助けるうちに彼女に惹かれていくが──
「キックオーバー」
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