ワカナの真の力
ここは何処? お花畑がいっぱいあるけど…ここは天国かしら? 起き上がった私。そうだ、私は魔神になったロンナに攻撃されて…。
もしかして死んだの? 何も出来ないまま。それにロンナを助けれることも出来ないまま。
すると何処からか声がしました。その声は高い声でした。
「あなたが諦めるのはまだ早いです」
「だ、誰なの?」
「あなたにはまだ真の力が眠っています」
そう言って翼を生やした裸姿の女性が姿を表します。
「あなたは一体?」
「私は女神です」
「め、女神様?」
「そうです。あなたは今は死の境目にいます。そしてあなたには真の力が眠っているのです」
「真の力が眠っている? こんな私が…」
「そうです。あなたのその力を私が解放させてさしあげましょう」
女神様が両手を広げ、上にあげると巨大な光が発生し、その光が私の心臓部分に入っていく。
すると私の炎が光り渦巻いている。
「この炎は一体…!?」
「あなたは本当は炎属性と光属性が兼用されているのです」
「私に…光属性が。あの貴重な…属性?」
「そう。あなたの光の炎で魔族を滅ぼすことが出来るし、あなたの仲間の心を洗脳している魔神をも滅ぼすことが出来る」
「洗脳されているロンナを私が助けれることが出来る…」
すると女神様は頷く。すると女神様は
「その通りです、後はあなたにお任せします。頑張って下さい」
そう言って女神様は私の意識を現実世界に戻すために力を使ったのです。