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発達障害だとわかった僕が、本当に欲しかったものは?

作者:富士ノカ
主人公の「僕」は、過去の記憶から思い出を簡単に取り出すことができない。そんな普通の人が普通にできることができない自分に違和感を覚えながら、それでも周囲に合わせることで必死に生きてきた僕。幼少期からの真面目な性格のおかげで、大学進学も仕事もそれなりに順調だった。そして、その僕がある女と出会い、結婚する。仕事も恋人も、最高の幸せを手に入れたはずだった。それなのに、結婚し、子どもが生まれたことをきっかけに妻に暴力を振るうようになり、自分の行動に抑制が効かなくなってしまう。僕の心が、生活が崩壊していく。子どもを深く愛しているのに、どうしても抑えきれない衝動。思い出すことができないのに、恐怖の感覚が残る過去の記憶。僕自身、何をどうしたいのかさえ分からない。うまくいかなくなってしまった生活がきっかけとなり、僕は妻の勧めでメンタルクリニックを受診する。そこで、発達障害の簡易チェックシートを渡された僕は、自分が発達障害だと確信する。それから半年という時間をかけ、僕は大人の発達障害の検査を受ける。診断結果は、自閉スペクトラム症いわゆるASDだった。
大人になるまで悩み続けた他人との違いの原因は、僕の努力不足でも怠慢でもなかった。生まれ持った先天性の脳の特性が原因だったのだ。自閉スペクトラム症だとわかったのだから、もうこれで何も問題ない。そう思っていたのに、自分をコントロールできなくなった僕は妻も愛する子どもも失ってしまう。しかし、それと同時に1人になって改めて僕にとっての最高の幸せは1人でいること、マイペースに生きられることが前提条件だったということに気づく。僕が本当に欲しかったものはなんだったのか。僕が本当に求めていたものは何だったのか。
知的レベルが高く、周囲に気付かれにくい発達障害について、結婚や家庭という他人と深く交わる時に起こりやすい障害の特性を、実体験をもとに描く。
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エピソード 101 ~ 125 を表示中
過呼吸
2022/03/06 12:42
防衛
2022/03/06 12:47
被害者
2022/03/06 12:51
強要
2022/03/06 12:55
受診
2022/03/06 13:04
理解者
2022/03/06 17:01
2022/03/06 17:03
母親失格
2022/03/06 17:05
破綻
2022/03/06 17:11
新しい仲間
2022/03/06 17:15
煙草
2022/03/06 17:17
社長
2022/03/06 17:20
ホステスクラブ
2022/03/06 17:24
2022/03/06 17:26
父さんと母さん
2022/03/06 17:29
空っぽ
2022/03/06 17:34
あんた
2022/03/06 17:39
再会
2022/03/06 17:45
僕のもの
2022/03/06 17:50
債権
2022/03/06 23:23
調停
2022/03/06 23:28
忘れる恐怖
2022/03/07 00:03
養育費
2022/03/07 00:05
離婚
2022/03/07 00:08
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エピソード 101 ~ 125 を表示中
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