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第8話 神獣契約者

「ふぅー」

千疋狼(せんびきおおかみ)の朝の遠吠えの前に目を覚ました。


遂にこの日が来たか……色々あったが絶対に契約してやる!


朝食を食べる為に1階の食卓に向かう。


「母さん、おはよう」


「響おはよう。今日はいつもより早いわね」


「ああ、最近は全然寒くないか布団の誘惑もないし、今日は契約の儀式がらね」


「そうだ、その事に関して一郎さんから話があるみたいよ」

なんだろう?問題でもあったのかな?


「響、鈴葉(すずは)おはよう。」

一郎(いちろう)さんおはよう。今丁度、響に伝言伝えてた所よ」


「親父おはよう。話って何かあった?」


「契約の儀式何だがな……」

と親父が言いかけた時に


『一郎よそこからはワシが伝えよう』

とちっこい狼が話してきた。

「え?何この可愛らしいサイズの狼、親父知り合い?」


『貴様の息子は相変わらずだじゃのー』


「いや、響は真神(まかみ)のそのサイズの姿は見た事ないからしょうが無い」

ん?


「え?真神!?、あ、でもそっか上位種とかって小さくなれた人の姿にもなれるんだっけ」

と言ったら急に静かになった。

あれ?なんかやらかしたのか……?


『響、何故ワシら上位種が人の姿になれるのを知っている?』

あ、これ言っちゃダメなやつだった?


「あ、あれだよ6歳の頃に適性検査で王国に行った時に本で読んだんだよ!」

本を読んでたのは、本当だから嘘は言ってないはず


『…………まぁ、よい。丁度その王国に行った時の話をしようとしていたのじゃ』


何かやらかしたのか6歳の俺よ。



『いいか?これは響が何故千疋狼に懐かれず契約出来ないのかが、この質問で分かるのじゃ。結果によっては契約の儀式じゃなく、間違いなく召喚の儀式になるのじゃ』


え?意味がわからない本当に6歳の俺は何をやったんだぁー

『王国でワシに「初めて僕に千疋狼が懐いてくれた!」って言ってたじゃろ?覚えておるか?』


「ああ、そのあと突然居なくなちゃって焦って真神に特徴教えて探してもらったけど、千疋狼にその者はいないって言われた筈」


『ああ言ったのじゃ。その狼が居なくなる直前何かされ無かったか?』


何か……何か……


「あ、首筋に噛みつかれて血を吸われた気がする……」


『はぁ、やはりか…響良いかよく聞け、聖獣との契約は聖獣に自身の魔力を流し契約するが、魔獣、神獣は別じゃ。』

え?もしかして………

『魔獣と契約する場合は契約する者の魔力を一時的に全部喰らう。神獣は契約する者の血肉を喰らう。が、神獣の場合は個体によって、喰らう場所、喰らい方に条件があるのじゃ』


「今の話を聞いてる限りさ……俺神獣契約者になっちゃった?」


あとさ……フェルに右腕食われたけど、あれは封印と呪いを解くためだけだよね?いや、きっとそうだ!


『一郎、鈴葉よ誠に残念じゃが、確定したのじゃ。響は神獣契約者になっていたのだ』


ああ、ナガル、君のせいで学園行く前だと言うのに凄く厄介事を抱え込んだ気がするぞ……

と昔あった狼の事を思い出しながら思った。


こんばんは

次の話で第一章の最終話で終わります。

長くてごめんなさい!


あとポイント評価やコメントくれると嬉しいです!



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