第7話 右腕と解除
評価てくれた方ありがとうございます!
引き続き更新頑張るのでよろしくお願いします!
あと、今回の話は若干長いでがす!最後まで読んで頂けると嬉しいです!
では、どうぞ!
あれから魔術の練習は順調にすみ明日で丁度1ヶ月経とうとしていた。
「フェル来たぞー」
『お、来たか響よ。今日はどうするのだ?』
と訊ねてきた。
この約1ヶ月で気軽に話せるような中になっていた。
まさか神獣の上位種と普通に話せるような関係なるなんて思わなかったなーと、
この約1ヶ月の事を思い出しながら思った。
「明日で一応約束した1ヶ月が経つんだけど…
一回目の契約の儀式で契約出来なかった俺は、
2回目の契約の儀式を明日行うからここに来れないので、今日封印と呪いを解きに行こうと思うんだ」
『契約の儀式か……』
とフェルが考える様呟く
「ああ、聖獣と契約出来なきゃ夢を実現するのは難しいからな」
『ほう?夢があるのか。どんな夢なんだ?』
「俺は王国の学園を卒業して全世界を自由に冒険する事だ!タダ俺1人じゃ、いざって時に対処とが難しいから聖獣契約は必要なんだ。冒険は1人じゃつまらないしな!」
『欲が無くいい夢だな』
「てことで、明日は万全な状態で挑みたいから、サクッと行きますか!」
『じゃあ背中に乗れ。その呪いと封印の元凶の元に案内するのだ』
「え?乗っていいのか!?」
『いいから早くしろ』
「やったね!」
と言い《身体強化》をして木を使かいながら飛び乗った。
『乗ったな?じゅあ、行きさを言え』
「了解!」
と言いながら《身体強化・目》をして指示をしながらフェルに繋がった魔力の鎖を辿って行った。
「ここだね」
とフェルと繋がった魔力の鎖を見ながら言う。
『案外近かったな』
「あとはここを掘り起こして、魔力の鎖が出てるやつを破壊すれば解けるかな?」
『どうだろうな…』
「とりあえず掘るか!」
と言い掘り起こして見ると
「なんだこれ?」
見つけたのは足枷のようなナニだった…だが
「これを壊せば問題解決だ!」
右腕を自分が出来る最大出力の魔力で《身体強化》して地面と一緒に足枷のようなナニカを殴るつけた。
しかし手応えが全くない。
「はぁ?何だよこれ」
よく見ると結界が拳と足枷のようなナニカの間にあった。
「フェル、これは何なんだ?」
今まで無言でコチラを見ていたフェルに聞いてみた。
『やはりか……それは神魔具と言う神魔人族が使っているものだ』
「神具なら授業で聞いたことあるが、神魔具なんて聞いたことないぞ」
『それは当たり前だ。それは昔じゃなくて現代で作られた物だからの。多分だがグレイプニールという神具を改良した物だろう』
「フェルもしかして初めから知っていたのか?その事を、そして俺が解除出来ないことを…」
『知っていた』
「てことは、フェル自身これの解除方法が元分かってたって事か?」
『ああ、大体はな』
平然とフェルは言い放った。
「じゃあ、俺はなんの為に?」
『それは勿論これの解除にも必要だからな』
必要?
『この約1ヶ月間、我はお前を見極めていた。そしてお前ならと思った』
そう言うとフェルの体が光目を凝らして見てみると体の大きさが人族より一回りぐらいの大きさになっていた。
「はぁ?縮んだ?」
『神獣、聖獣、魔獣の上位種は基本的に小さくなれたり、人の姿にもなれるぞ』
そんなの知るかよ。初めて知ったわ。
でも
「小さくなった意味は何なんだよ?」
『このくらいの大きさなら問題ないかの』
と呟くだけで応えてはくれなかった。
『響よ痛みは一瞬だからな、許せ』
と言った瞬間、右腕に違和感を感じた。
『ふむ、これでよかろう』
いつの間にか後ろに居たフェルを見ると
「ーーは?何だよその腕は…」
フェルが咥えてる腕を見て、嫌な予感がし自分の右腕を確認すると……血が飛び散ってるだけで本来ある筈の腕がない。
「な、ん、なん、だ…」
と言いかけた瞬間に意識が遠退き倒れた。
倒れたるさなか
『これで は完了だな』
とフェルの呟きが聞こえた。
――
「はっ!」
目を覚まし真っ先に右腕を確認する。
「あれ?腕がある。しっかりと動く」
夢だったのか?
『響、起きたか。うむ腕もしっかり動く様だな!』
夢ではなかったようだ。
「フェル……やっぱり右腕一回お前に食われたのか?」
『ああ、食った。一応これで封印と呪いを解除出来た』
マジかよ。右腕食われると人生で中々体験できない事だやったね!……夢なら良かったなぁ〜
「だったら、俺の右腕食って封印と呪い解除するなら先に言っといてくれよ…腕をちゃんと治してくれたからいいけど」
『うん?ああ、なるほどね。それは悪かったね。まぁ腕はちゃんと作ったよそれで許してくれ』
何か1人で納得してるし、作ったってなんだ?
「まぁいいや…疲れたから俺はもう帰る。封印と呪いて良かったな。また会った時はよろしくな」
『ああ、コチラこそ、次に会った時はよろしくのぉ〜』
と今で見たかと無いくらいの機嫌がよさそうに言うのであった。
この時、村の聖獣の契約の仕方以外をしかっりと調べていたら自身の未来は多少成りても変わって居たかもしれないと、後に思うのだった。