観察とテスト
途中で全部消えて書き直したらなんか雰囲気変わっちゃいました
「むう」
小麦色の肌
すらりとして適度な筋肉のついた手足
引き締まったウエスト
大きめだが形のいいお尻
そして手のひらでは半分も隠れない大きな胸
髪は白・・・・いや銀髪で腰のあたりまで伸びている。
服装はなぜか柔らかい革製の超マイクロビキニ。絆創膏よりちょっとましな感じ
毛皮のベスト、革のサンダル
体のあちこちに指の先ほどの石に穴をあけたものに皮ひもを通したものぶら下げている。
持ち物は小さなナイフ、水筒、背負いひものついた袋
袋の中には食料とポーションを作る道具が入っている。道具は見るだけで使い方が分かった。
しかし・・女だなあ・・・・なんでなんだ?
小説とかで転生すると性別も変わるとかよくあるけど自分がなるとはなあ・・・・
まあ、そういう話嫌いじゃないけど・・・・・むしろ好きだけど・・・・
まさかそんな気持ちを持っていることを知られて、イケメンに気を使われたんだろうか?
なんとなく胸を左右から押しつぶしてみたり、持ち上げたり、つついてプルプルさせたりしてみた。
うーん、立派だ
むにむにむにむにむにむにむにむに
いじりまくっている割にははみ出したりしない。エリアBとかB地区とかが。不思議ビキニだな。
なんか落ち着いてきたな
考えてみると女でもいいのかもしれない。・・・・転生で異世界だし
まあいいかなあーって気がしてきた。
切り替えが早すぎるかもしれないがここで生きていくことには変わらないんだし楽しんだ方がきっと得だろう。そう決めた。
そう決めたらここはひとつ能力のテストなど
まずはポーション作りだ。
薬草生えてないかな?・・・・・周りを見渡すと数種類の薬草を見つける。
ナイフで切って集める。
すりつぶして混ぜ合わせればポーションのもとになる。
それを水で溶いて濾したものに魔力を籠めればポーションの完成。
ちなみに魔力を籠めずにペースト状のまま使えば効果の高い傷薬として使える。
ポーションのようにみるみる治らないだけだ。
今はポーションにするので水を足してそれを濾す。
後は魔力だ。
液体の入った器を持ち魔力を籠める。
全身に複雑な文様が浮かんでうっすらと光る。
この文様は一種の魔方陣で使う術によって違う形が浮き出す。
できたものをビンに詰めて完成!
次はゴーレムだな
焚き火から少し離れたところに小さな穴を掘る。ちょっと指先で軽くほじくる感じで。
穴に体にぶら下げているビーズを一つ外して入れて土をかぶせる。
体に文様を浮かべながら声を出す。
「サモン・ゴーレム!」
よく考えたら召喚ではなくゴーレム製作だったことに気づき恥ずかしくて悶えてしまう。
ズズズズズズと土が盛り上がって人型になる・・・・・人型だよね?
イメージが適当だったせいで棒人間ならぬ丸太人間のようになってしまう。
うーん
「お前の名前はクーネルだ」
丸太人間ことクーネルは名前が付いたからか嬉しそうに手を挙げる。
とりあえず作れることが確認できたのでいいことにしよう。
ポーションの道具を片付けて袋にしまう。
後はもう明日明るくなってから考えるとにして寝てしまおう。
「クーネル、見張りを頼むね。敵に襲われないようにお願い。後焚き火が消えないようにしといて」
クーネルが頷く。
敷物などないのでその場で直に地面に横になる。
一晩だけだし大丈夫だろう。・・・・・・・多分
「おやすみクーネル」
目を閉じる。
意識が沈んでいく。
くーねる丸太