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しるし(詩集)

青い空と白い雲

作者: さゆみ


四角く鳴り響く四隅の角がとれたアラーム。。。


鏡の向こうに映る可愛らしい浮腫んだ顔。。。


東の空から元気な二日酔いの太陽と吐き出した雲。。。


せっせと後退しながら町を闊歩する。。。


さわやかな朝を出発する薄い空気の電車。。。


有意義に運動できるエレベーターのない会社。。。


立ち上がれない陽気なパソコン。。。


電話で人生相談始めるオオカミとクレームのヒツジ。。。


笑いごえが絶えない静かなごはん。。。


沸騰したバトルの会議室でさりげなくエアコンを消す。。。


定時になればダッシュで消える規律正しい同僚。。。


電車は安らぎを求め浮遊霊を絡み取った車輪で走る。。。


スーパーマーケットでわくわくウィンドウショッピング。。。


豪華なディナーは鍋も包丁も使わず出来る。。。


輸血をせがむ美味しく食べられたスイカ。。。


黒い花が満開になったから花見の宴の場所取りをする。。。


酔いしれ歌い続ければ口角炎に出来た瘡蓋かさぶたが剥がれ血が滲む。。。




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― 新着の感想 ―
[一言] さゆみ様。 さすがですね。言葉の例えが上手すぎます♪ (o^O^o)
2013/06/05 23:16 退会済み
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