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息子

 あたしの第一子です。

 

 予定日より、三週間ばかり早く生まれたので未熟児でした。

 今ではそんな面影がない位、大きくなりましたけど。


 男の子はすぐ病気になる…とは聞いていたのですが、我が家も例に漏れず…。

 小さい頃は気管支や腸が弱く、よく風邪を引いたり、嘔吐下痢症になったり…で、よく病院に通っていました。

 病院へ行けば行ったで、また病気をもらってくる…の繰り返しで、手がかかったものです。

 そんな病弱な息子でしたが、小学校高学年にもなると身体も丈夫になり、風邪とか引く事もほとんどなくなりました。

 

 家が狭かったせいか?、歩き始めは早く、一才前には歩いていました。


 離乳食やトイレトレーニングは、割とスムーズにクリア!だったのですが、哺乳瓶やおしゃぶり大好きっ子なうえに、哺乳瓶の乳首やおしゃぶりの吸い口にこだわりがあり、決まった形の物しか受け入れないところがあったので苦労しました。

 でも、こんなに小さいながらも、ちゃんと自分のこだわりがあるのか…と感心したり。


 子供はお腹の中の記憶がある…と聞いた事があったので、あたしも息子に聞いてみたことがあります。

 すると、

 「おかあさんのお腹の中は、お風呂の中に入っているみたいだったよ。」

 と言うので、やっぱりお腹の中の記憶ってあるんだな~と思いながら話を聞いていたら、

 「僕は生まれる前には神様のところにいたんだよ。そしたら神様がおかあさんのところに行きなさい って言ったから、僕はおかあさんのところに来たんだよ。僕には妹が三人いて、神様のところで一緒 に暮らしてたんだ。だから、妹が三人産まれるよ…。」

と言うので、あたしは???状態。

 この当時はまだ、息子一人しかいなかったし。

 仮に子供の作り話としても、二つ三つの子供が、こんな話を作れるほど賢いとは思えなかったし。

 でもその後、息子の予言?通り、妹が三人産まれました。

 その当時の話を息子にしても、今では、「そんな事言ってないし、知らない。」としか言いませんけど。


 もともとおとなしく、口数の少ない子供ですが、我が家が女系なせいか?、おとなしさが際立って見えます。

 成長の証なのか、あたしとは異性だからか、成長していくに従って、このままだと会話がなくなっちゃうんじゃないのか!?と思うくらい、話すことも少なくなって来ました。

 でも最近は、昔とうってかわって、趣味の話など…で、会話や会話時間が増えて来ました。


 息子の成長が一番感じられたのは、あごにひげのようなものを見つけてしまった時。

 あ~、もう子供じゃなくなって来てるのね…と、一人感慨にふけってみたり。


 あたしが若くして母親になった事もあり、かなり至らない親で、息子も中学まではいろいろあり…で大変な事もかなりあったけど、息子も高校に入学してからは、かなり落ち着きました。(大人っぽくなった!?)

 テストが近くなると、必死で勉強していたり…などと、中学生の頃とはまるで別人のよう??

 でも、息子のそういった努力が実を結び、この就職難の時代でも、大手の企業に正社員で就職出来たんだなぁと思っています。

 あたしは、明日の事すらどうなるかわからない、しがない派遣社員ですがね。


 息子は、口では別に…とは言ってるものの、妹達がかわいいようで、妹達に、ホントよくしてくれていると思います。

 雨に日には、誰に言われなくとも、妹を学校まで迎えに行ったり…とか。

 初任給では、兄弟みんなで楽しめるように…と、妹達にゲーム機をプレゼントしていました。(あたしには、何もありませんでしたが)

 あたしがあまりにも頼りなさ過ぎるからか?、妹達はとても息子を頼りにしています。

 傍から見ると、父親のようだったり…!?(笑)


 でも、子供達が仲良くしているのを見ていると、とても気持ちがいいし、すごく安心出来ます。

 

 息子が社会人になった…ということで、あたしの中では、『子育て』という肩の荷が下りたような、そんな気がしました。

 まだまだ子育てしなくちゃいけないのが、あと三人控えているのにね。

 

 子供は成長していくに従って、学校…などの社会を経験し、着々と大人になり、親離れしていく訳で…。

 そんな子供の姿を見ながら、親も子離れしていかないといけない訳で…。

 

 子育ての終わり?が近づいているあたしは、いつまでも子供ばかりに目を向けてばかりいないで、そろそろ自分の事にも目を向け始めてもいいかなぁ…って思えてきたりもしています。

 

 

 

 

 

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