「INVASTALE:4話/ハプニングリセット」
度重なる問題は複雑で異なる事象/イベントと
その流れを渦のように生成していた。
果てなき絶望の連鎖はAかわBを呼び,
BがCをCがDをと言う形で無限連鎖してより
絶望的状況を生み出すつもりであった。
そこで生き残りのナキア達は大規模な
リセットシステムを使用して,沈静化を試みた。
「セーブ&ロードそのもののデータを書き換えて
都合良く全てを無に書き換えるものを作れば
良い」
「失敗してしまえば更なる厄災,いや,それ以上,
果てしない無を呼び覚ますやも」
「大丈夫,我々は全能者なのだ,下位の存在は
魔法とは全能である,だがしかしながらそれを
全能として使える存在は少ない,魔法は知識
や知恵,記憶や成長を総括して知性と連動して
より強い力を発揮する訳だが我々の使う
これは条件を必要せず条件無視にしたい事
が全て可能,無関係に力を振るえるのだからな」
「下位者は関係なかろうが!現実逃避は
やめろ」
「ふむなるほど」
「どうしたスリー」
「私達は963コマ目のストーリー4でやられて
しまう訳らしい,代理役者を立てるにも時間が
かかりますねぇ」
「ふむ,ならば我が脚本を捻じ曲げれば良い,
なあ良かろう,私達が勝つ運命に捻じ曲げ
られても」
「だろと会話してるんだツー」
「今は少し黙れ」
「う〜んいや,でもそこ僕は彼ら達に君達と
戦って華々しく散って貰おうかと〜」
「ん〜?」
「わかった,わかったよ!好きにしろよ!」
「了承は得たぞ,ならば我々の反撃だ」
「何がどうなってんだよツー!」
「リセットは辞めだ,今からは奴らをただの
造物として潰す」
「ん,,,は!作成はマルチタスクだ,奴らには
アルラウネの友のヴァインハルトがこちらに
来て居る,概念の操作も同時に決行する」
「奴らの根源にある,ワールドコンソール
の力の通らぬ,無意識的無限の創造性そのもの
の背面世界,虹,または第零領域と呼ばれる場所にはだな,植物の奴らにはそれぞれが異なる
花言葉から顕現して意味を宿す,花や意味
が存在する限り絶対の不死身で,詰まるところは概念を操作するくらいしか我々が倒す手段
は無い」
「無限の意味の守護者である,フラワー
ガーディアンのベレッドが居ないだけまだマシ
だな,我々なぞ特異点のワンを除けば,
無限分一フレームさえ時間をかけずバラバラ
にされかねん,第零の従属者で帰属するものわ
まぁ喧嘩をふっかけてはこないか?」
「まぁともかくだ,奴らには気を付けて
挑むとしようか」
そうして時間が経つ。
「君達,良くここまで来てくれた」
「黙れィィ!貴様らがやった事,許されざる
理だ,私が貴様らをチリジリにすりつぶして
やる」
「他のタイムラインとは異なりあんたらが
居る,つまりは選ばれた特別な場所なわけだ」
「選ばれた場所だぁ?何を言ってやがる」
「知らなくても良い,どうせ死ぬだけだからな」
「教える義理もない,と?とことん舐めたやろう
共だな」
「早くかかってこいよ,なんだぁ?怖くて
戦闘は出来ないのかなぁ?ぎゃはははは
笑えるなぁ!まともな戦闘も出来ないのに
感情的になって戦いに来たのかぁ?」
「黙れ黙れ黙れ!」
「まぁまぁそう怒るなよぉすぐ腐って
ハエが集ってきちまうゾォ?」
「しねぇェェ!リーフ・オブ・マジック!」
「まてケビン!やつに乗っかるな!」
「うぉ⁉︎思った以上だな,無限質力の
魔弾を数百兆発を瞬時に放つか,まぁ
悪く無いんじゃ無いの,,,ん?,,あ」
「ばかが! 存在消去やコード操作と同等の
破壊力を1つ1つが持つんだ,貴様程度が
受け切れるとでもぉ!」
「ぐぅ,ははは,やるなぁ」
「ケビン落ち着け!」
ユージュアサンズはケビンを落ち着かせる。
「すまん,色が出過ぎた」
「奴は多分だが時間稼ぎをして居ると推測
した,焦りが見え見えだぜ,感情抑制と誘発,
分かりやすく何か別の目的がある」
「骨粉野郎はビビって戦えねぇか!」
「ははははは,好きに煽ると言いぜ,まぁそれも
全部骨折り損だがな,ガスター!」
「ありがとうサンズ,見つけたよ,
ドリーム・スクリュー,無限に繰り返す夢見る
者達の連鎖夢に沈み永遠眠れ」
「な,,,zzZ」
「ここは,,,は!なるほどならばアンチドリーム!
夢のループの解消には無理矢理に現実化
するか,初めから自分は外の現実の存在であり
夢を見る存在と同じ存在であった事にするかの
2パターンが存在する」
「だがしかしそれさえ夢であった〜と言う永遠の水掛け論は最終的に崩壊する夢理論と水掛け論発生が不可能な程に繰り返して行けば良いの
だからなぁ!」
「おはよう!」
「おい!ガスター!あれは単なる睡眠誘導だったのか!」
「くそ,何故だ,ならば最終手段,記憶完全保持は
あるよな」
「あぁ!」
「持ってませんが性質上私も同様のことが
可能です」
「よし!,,,は」
ガスターは夢から覚めた,,,⁉︎
「夢オチ不可能だぜ」
「何⁉︎」
「追って来れないと?過去と現在に境界を
生み出してさえしまえばいい」
「サンズ,もし仮に負けた場合,私をおいて
逃げなさい」
「は?」
「私が物理を扱うのにただのエネルギーや物質に
留まるとでも?,可能な全ての物理現象や
ベクトルなど総括して可能だよ」
「急に何をイッ⁉︎」
「ポータル,移動」
「な!ガスターァァァ」
サンズとジョンは元いた世界に戻る。
「私の信念は砂漠でオアシスを渇望する信じる力
よりも主義思想から狂信する信じる力も
私の目的に対する意志力に勝る者なぞないぞ」
「ほぅその意志の力とやらで私に勝つと?」
「あぁ」
ガスターは目や口,指先からブラスターが如く
強靭な威力を持つ,無数のビームを放つ。
「Lv∞以上のアンノーンである君からは
流石にダメージを貰いそうだ」
「アンノーンズ/規制済み達の権能を
扱って貴様を殺させて貰おうう,未知なる作用の力に,貴様は決して予測出来まい」
「喰らう訳がなi!」
瞬間にして,暗黒に包まれた1体のナキア,絶命。
「未知だが私が求めた結果に強制的に
到達する様誘導も出来る,意志や動作も
無関係,ただ結果に到達する,お前に即死の
不明を与えたのだ」
「ならば私に勝てるかね?」
「ほぅ,暗黒に帰らぬか,偏在して居ると見た」
「わかったとて対抗も出来まいよ,何せ,
偏在破壊耐性,そして偏在破壊に対して耐性より適応してレジストの自動制作により,偏在破壊
耐性破壊耐性破壊耐性,,,偏在破壊耐性の永遠性により,偏在破壊無効化を持つからな」
「ははははは,ワールドコンジットを流用せぬ,
故にこれを根本破壊も不可能」
「ならば思考を凝らしてこんなのは,どうかね?
混沌を否定する純粋な拳「ギガ・メテオ」
矛盾を含むが成立する偏在性を破壊可能な
この力で貴様を潰すしてやる」
「やれるかよ,これはなんの変哲もない理屈/
一般常識の道理「ザ・ノーマル」あらゆる偏在性の究極,否定された全ての非常識で矛盾した
偏在性を超越して否定不可能な純粋故にして
それさえダメージにはならん」
「多少暴れられるだけの微量な力を持って
生まれてきただけの凡夫が!」
「その凡夫にさえ勝てぬ愚か者よ,ごっこ遊びの道化師が身分違いの勲章や冠を被せられた知者として,また文明の統括者として,縛られて,
木偶の坊の人形,そして吊られたボロクズの雑巾としてその場所に居る,ただそれだけの事しか
出来ぬゴミが」
「あぁ,貴様等上位者から見たらそうかもなぁ」
「その無駄な体の隅々,一点も残さず,素粒子
レベルで記憶の深奥の真髄にまで染み渡らせてやろう,真の王と恐怖とやらをなぁ!」
「私に喧嘩を打った時点で,既に未来は
決まっていた,過去,現在,未来の全てを
自由に改変できようが,私の進むあらゆる運命
を変えることは絶対不可能だ」
「,,,は?一体何を」
「無茶苦茶な願望成就
抽象的な概念上の現実を1秒で包括,支配,置換
した次元強制力を持ち,完全にアバターを顕現
する事さえ可能にした,高次元操作及び,下位の
絶対的支配だ」
「ぬぁ⁉︎」
もう1人消えた。
「はぁ,はぁ,はぁ,」
「私は私の求める絶対の幸せのために全てを叩き潰す,全てが壊されない事を感謝されなくては
ならない,だが寛大,故に滅ぼしはしなかった」
「だが今は仕方ない」
奴が軽く力を加えて指を軽く振る,単なる動作
だけで,次元撃を放ち,一瞬にして空間を揺る
がし,起こした振動から発した共鳴反射は
無数の多元宇宙を叩き割った,力の余波は
とてつも無い力を産んだ。
「大丈夫,数えきれなぬ無数の多次元の宇宙は
何個破壊しても永遠に無くならなず無限に無限に無限に無限に永遠に果てしなく無限に同様の宇宙とより高度なバージョンが永遠とあるから大丈夫」
「だから安心して死ね」
「うぐぅ⁉︎」
「帰ったらサンズにあの子達に共有する虚空の
心臓「ヴォイドソウルメイト」を渡す様に
伝えておくべきでした,形而上学論理と
プラトニックなアイデアの基本,基礎,原理,
条件を超越して稼働する否定的で純粋な力を
扱えるあのソウルなら彼女を助けてくれる
はずだから」
「貴様は永遠に死ぬ,それもありとあらゆる記録,記憶,歴史上,認識,忘れられた忘却からさえ完全に消え去る形でな」
「最後の慈悲だ,伝えておいてやろう」
「くくく,サンズ君のオルドラ/真の記憶保持者
また唯一のアクセス権限/パワーソース変換器
の性質を活用してなんとかやってくれ,最後の
望みだ」
「なにか言ったか?」
「い,,,いや」
こうして最悪の事態はガスター奮闘により
なんとか逸らす事が出来た。