「INVASTALE:1話/マルチバーサルイベント」
地上時間で,深夜0時頃に突如として
大きな地震が発生しました。
だがしかし,無作為に起こされた振動にS波や
P波などは無く,ただだだ膨大な振動は家や
建物を数分のうちに倒壊して,耐震性補強の
ある家も10分経つ頃には,倒壊しました。
ユージュアサンズとユージュアパピルスは
地上で倒壊に巻き込まれた子供や老人を
優先的にニンゲンとモンスターを骨の操作や
ガスターブラスター,重力と引力の操作を
うまく活用して倒壊物を除外して負傷者を
瞬時に避難地域に安全に巻きで吹っ飛ばして,
原因を探りました。
近道を使い瞬間的に長距離を移動して,
ユージュアサンズは索敵を行い,パピルスは
無尽蔵とも言える体力で駆け回り,家々を
周り救助に回りました。
大気圏付近に白い光を目視したサンズは,
ブラスターにより飛行する。
瞬時に使い光が何かをはっきりと見ると
それは,ただ笑いながら地上を眺めて居た
人型の何かであった。
「オイラ達の住む街に何か様かな?
出来れば振動を止めて欲しいんだが」
「ふむ,貴方は私の放射線が効かない様ですね,
なるほど,無機物的な身体が原因か,ならば
力で無理にねじ伏せようかな」
ブンっと無作為に大振りに振った攻撃は
当たる事はなかった。
「おっと,そんな無茶苦茶な攻撃がオイラに
当たるとでも?」
「ふむ,回避が得意なのかな?」
「ならば,こうやって君を潰せば良い」
人型の何かがパチンと指を鳴らすと次の瞬間,
無数の火の矢が現れる。
「地上のニンゲンとモンスターを守るために
丸焦げになるかビクビク逃げ帰るか
選べば良いよスケルトン!」
「まさかオイラにこの程度の攻撃が止められ
無いとでも?,大人しく喰らうとでも?
こんな日にサイアクな目に会うのはどっちかな?」
ユージュアリサンズは数千万もあろうか
天を埋め尽くすほど無数の火の矢に匹敵
する程の数のブラスターを展開する。
「ちなみに,オイラ地上に出てから,ホットドッグの店が繁盛していてな,ゴールドいやこちらでは
お金だったな,それを沢山稼いでなぁ,怠け
られなくてな,体力は上がったんだ」
「だからどうした!まさか俺に質力勝ちしようってかぁ!!!」
「勿論,地獄の業火に焼かれてしまえ」
次の瞬間,二律の膨大なエネルギーが
ぶつかり合い,その結果,大規模な衝撃波が
発生する。
「へへへ,少しはやるじゃねぇか」
「お前もなぁ!」
「うわ⁉︎ちょ」
「急に重力が不安定になったらそりゃ変な
声も出るよな」
ヒュンと凄い早さで地に叩きつける,すると
人型の何かは叫ぶ。
「テメェ!殺してLvに変換してやるスケルトン!」
「Lvは666666か,何万の世界線を壊した」
「だから感の良い,,,いや,お前の場合は,
セーブを理解してるのか,私はな,
オルタナティブタイム,言わば量子力学的に
分岐した基本世界とは異なるパラレル
ユニバースを666個破壊してきた,遊んで
皆殺した,魂も決意も含めて,ソウルを
奪い取ってきた,ちなみにだが貴様は
どの世界線も強かったぞ」
「そうかい,なら今回,お前はここのタイムライン
で負けるぜ」
「何度私を倒そうと,セーブとロードを
繰り返して,貴様を殺してやるがな」
「へへへ,お前さんは何か勘違いしてないか?
沢山のタイムラインを破壊して居るのに,
まさかオイラだけがお前にとって,強い
存在と成るだなんて訳はないだろ」
「確かにフリスクやキャラも,たまに居る
強い魔法を扱えるニンゲンも居た,
不死身のあの魚人も強かったぞ,だが最後に
勝ったのは俺だった」
「なら多対一ならどうだ」
「それをさせるとでも?」
「甘いぜお前さんは」
指を鳴らすと途端にフリスク達が現れる。
「オイラの近道が,自分だけじゃ無く,他人や
物体も移動させる事が出来るって事を」
「なぁ⁉︎」
「何故だ!今までのAUの生命体とは異なる
行動だと⁉︎」
「頑張ってきた様だが,ペラペラ喋りすぎたな,
これぞまさしく骨折り損だな」
パパンテーン
「ジョークを言うなァァァ!」
「頼んだぜキャラ」
「ごきげんよう,私はキャラ,そして,さようなだ」
「くそ,舐めてヘマをしてしまったからだぁ,
またナキア・ワンに怒られる」
キャラがナイフを振った瞬間,空間は
歪む,9,9,9,,,無数の9が羅列する,事実上
無限の破壊力は対象者を破壊する,はずだった。
「イッッッテェェェ!何すんだこの野郎!」
「なっ⁉︎」
「やばい,HPが,ってそうだ,これ,ナキア・フォ
ーに渡されて居た,自動回復があったんだった」
「ふむ,なるほど,サンズ,アレ相手
にヒットポイントを削り切るには辛いな,
青は出せるか?」
「可能だ,軽く10時間程度は」
「よし,ならば合図を送る,それから,あいつの
頭,四肢,心臓部合わせて6本の青骨を生成
してくれ,その間に回復し尽くす前に連撃
で仕留める」
「あぁ」
「何をコソコソと話して居る骨と小僧!」
「今だ」
刹那,キャラが飛び出すと同時に,地面に
引き寄せ青骨で身体を拘束する。
「今度こそ,さよならだ」
「グァァァァ!」
シュウとソウルが塵に成る。
「これで,終わりか,あっけないものだな」
「いや,何か名前を叫ぶ事もあった,注意
するに越した事は無い」
「あぁ」
これから一体全体どんなイベントが始まるのか,
サンズやフリスク達はそれに最大警戒状態に
移行するために,ニンゲンの世界の総理大臣と
モンスターの国の王様アズゴアによる外交会議が行われるのであった。